1989年発売のデビューアルバム
収録曲
- Naughty Naughty
- Under the Gun
- Saturday Nite
- Don't Walk Away
- Bang Bang
- Rock America
- Boys Will Be Boys
- One Step from Paradise
- Feels Like Love
- Turn It On
- Live It Up
メンバー
- Ted Poley- vox
- Andy Timmons - guitar
- Bruno Ravel - bass
- Steve West - drums
- Kasey Smith - keys
DANGER DANGER『DANGER DANGER』レビュー|時代を彩ったハードポップの輝き【1989年の名盤回顧】
80年代後半、BON JOVI旋風の余韻が残る音楽シーンに、新たな才能が降臨――それがDANGER DANGERだった。1989年にリリースされたデビューアルバム『DANGER DANGER』は、キャッチーなメロディと圧倒的な演奏力を兼ね備えた“ハードポップの極み”ともいえる一枚。果たしてこのアルバムは単なるBON JOVIフォロワーなのか、それとも独自の輝きを持った作品なのか?
この記事では、主要楽曲の詳細レビュー、アルバム全体の魅力、BON JOVIとの比較、そして初心者向けのおすすめポイントを徹底解説。音楽に情熱を持つあなたへ、この名盤の本質をお届けします!
1. アルバム全体の音楽性|ハードロックとポップの絶妙な融合
DANGER DANGERは、単なるハードロックバンドではなく、ポップセンスに溢れた「ハードポップ」のスタイルを確立していました。キャッチーで覚えやすいメロディライン、高音域で突き抜けるボーカル、そして適度なヘヴィネスを備えたギターサウンド。この絶妙なバランスこそ、彼らの音楽性の真骨頂です。
本作の楽曲は、決して難解な音楽理論を駆使したものではありません。しかし、どの曲もメロディの輝きが際立ち、リスナーの心に響く仕上がりとなっています。
2. 主要楽曲レビュー|この5曲は絶対に聴くべし
アルバムを彩る珠玉の楽曲たち。その中でも特に注目すべきナンバーをピックアップして紹介します。
🔹 Naughty Naughty
アルバムの幕開けを飾るオープニングトラック。勢いのあるリフとキャッチーなサビ、グラムロック的な妖艶な雰囲気が融合し、まさにDANGER DANGERの音楽性を象徴する楽曲。
🔹 Under the Gun
「BON JOVIの二番煎じ」と言われたこともある話題曲。しかし、キャッチーなメロディとエネルギッシュなサウンドは、ただの模倣ではないことを証明している。
🔹 Bang Bang
ノリの良いロックンロールナンバー。ライブでの盛り上がりを想像すると胸が躍る1曲。
🔹 Don’t Walk Away
切ないバラード。メロディアスな旋律が、リスナーの感情を揺さぶる。
🔹 Rock America
アメリカンロックの王道を行くような、エネルギッシュでアンセミックな楽曲。
3. BON JOVIとの比較|フォロワーではなく、独自の輝きを持つバンド
DANGER DANGERはBON JOVIの成功と比較されることが多かった。しかし、彼らの音楽は単なる「模倣」ではなく、ハードポップならではの親しみやすさと洗練されたメロディセンスを持っていた。
特に「Under the Gun」のような楽曲は、確かにBON JOVIの影響を感じさせる。しかし、この曲に漂うエネルギッシュな演奏、シャープなギターリフ、そしてグラム的な華やかさは、DANGER DANGERならではの持ち味だ。
4. 初心者向けのおすすめポイント|今だからこそ聴くべき理由
このアルバムの魅力は、肩肘張らずに楽しめる点。リスナーを選ばない親しみやすさと、時代を超えて色褪せないキャッチーさがある。
特に80年代のロックが好きな方や、BON JOVIやDEF LEPPARDなどのファンなら、このアルバムは確実にハマるはず。リマスター版も登場しており、現代の音質で楽しめるのもポイントだ。
まとめ|DANGER DANGERのデビューアルバムは時代を超えて輝く
DANGER DANGERのデビューアルバム『DANGER DANGER』は、単なる「フォロワー」とは異なる個性を持った名盤だ。キャッチーでエネルギッシュな楽曲群、絶妙な音楽バランス、そして普遍的な魅力――この作品を聴けば、彼らがいかに特別な存在だったかが分かるはず。
もしあなたが「肩肘張らずに楽しめるロックミュージック」を求めているなら、今こそこのアルバムを手に取るべきだ。時代を超えた輝きに、きっと魅了されるはず!
参考音源

