RAN(松川敏也)の『BURNING』は、1980年代ジャパニーズ・ヘヴィメタル/ハードロック史に刻まれるレア名盤です。
本記事では、アーティストへの敬意と作品への還元を願いながら、音楽の魅力を世代やメディアを超えて伝える“橋渡し役”としてレビューをお届けします。
B’zの稲葉浩志が覆面ヴォーカリストとして全編参加したことでも知られる本作は、様式美HR/HMの美学と、RANのギタープレイが融合した唯一無二の作品。
「Ball and Chain」や「Crisis」など、魂を震わせるギターソロを中心に、“和製ランディ・ローズ”と称されたRANの表現力を掘り下げていきます。
収録曲
1.Named 1986 〜 Without You 〜
2.Night Of The Beast
3.Get The Free
4.Second Diamond
5.Illusion
6.Ball And Chain
7.Starless Sea
8.Violet Sweet
9.Crisis
Personnel
- ギター: 松川敏也(RAN)
- ボーカル: Mr. Crazy Tiger(稲葉浩志)
- ベース: 六川正彦
- ドラム: 鈴木"リカ"徹
- キーボード: 難波弘之、松浦義和
RAN(松川敏也)のアルバム『BURNING』レビュー|元BLIZARDギタリストがランディ・ローズに捧げた魂の叫び
RANのギターが炸裂!泣きのプレイに酔いしれる
元BLIZARDのギタリストRAN(松川敏也)によるソロアルバム『BURNING 〜ランディ・ローズに捧ぐ〜』は、彼の魂のこもったギターサウンドを堪能できる一枚です。特に、圧倒的な情感が込められた「泣きのギター」は必聴。BLIZARD時代のテクニカルな演奏から、さらに深化したRANのプレイがここにあります。
BLIZARDからの進化|RANの音楽性が際立つ
BLIZARD時代のサウンドも魅力的ですが、『BURNING』ではよりRANの個性が前面に押し出されています。ギターの音色、フレーズの細部に至るまで彼の感情が溢れ出し、よりダイレクトに音楽を体感できます。ギターファンならば、その違いをじっくり味わう価値があります。
覆面ボーカリスト「Mr.CRAZY TIGER」の正体とは?
本作のもう一つの注目ポイントは、覆面ボーカリストMr.CRAZY TIGERの存在です。実はその正体は、B'zの稲葉浩志さん。若き日の稲葉さんの歌声を楽しめる貴重な作品であり、中古市場で高騰する理由の一つでもあります。現在の圧倒的な歌唱力とはまた異なる、成長途上の魅力を堪能できるでしょう。
まとめ|ギターファン必聴のアルバム
RAN(松川敏也)のソロアルバム『BURNING』は、彼が敬愛するランディ・ローズへの想いを込めた渾身の作品。情熱的なギタープレイ、泣きの旋律、そしてMr.CRAZY TIGER(稲葉浩志)の参加という話題性も加わり、ハードロックファンにとって見逃せない一枚です。ぜひチェックしてみてください!
