- 基本情報 / Basic Information
- トラックリスト / Track Listing
- メンバー / Personnel
- グレン・ヒューズ『Feel』レビュー:魂を揺さぶるソウルフルな名盤
- 参考音源
- 通販
基本情報 / Basic Information
項目 / Item | 内容 / Details |
リリース日 / Release Date | 1995年6月7日(日本)、1995年10月2日(ヨーロッパ) |
ジャンル / Genre | ファンク、ソウル、ポップ、ロック |
レーベル / Label | Zero Corporation(日本)、SPV(ヨーロッパ) |
収録曲数 / Number of Tracks | 12(日本盤)、11(その他) |
総再生時間 / Total Runtime | 55分23秒 |
トラックリスト / Track Listing
# | 曲名 / Song Title |
1 | Big Time |
2 | Livin' for the Minute |
3 | Does It Mean That Much to You? |
4 | Save Me Tonight (I'll Be Waiting) |
5 | Redline |
6 | Coffee and Vanilla |
7 | Push! |
8 | She Loves Your Money |
9 | Speak Your Mind |
10 | Talkin' to Messiah |
11 | Maybe Your Baby |
12 | Holy Man(日本盤ボーナストラック) |
メンバー / Personnel
名前 / Name | 担当楽器・役割 / Instrument & Role |
Glenn Hughes | Vocals, Bass Guitar |
Pat Thrall | Guitar, Keyboards (1, 3-8, 11) |
Bruce Gowdy | Guitar, Keyboards (2, 10) |
George Nastos | Guitar (8, 9, 11, 12) |
Gary Ferguson | Drums (All except 10) |
Matt Sorum | Drums (10) |
Todd Hunter | Keyboards (1, 3-5) |
Marc Hugenberger | Keyboards (3, 4, 6-9, 12) |
Carmine Rojas | Keyboards (6, 9) |
Greg Phillinganes | Keyboards (11) |
Pat Zicari | Saxophone (4, 6, 8) |
Guy Allison | Bass Synthesizer (8) |
追加ミュージシャン / Additional Musicians
名前 / Name | 担当楽器・役割 / Instrument & Role |
Dave Ahlert | Engineer, Mixed By |
Tom Baker | Mastering |
William Hames | Visual Concept Design |
Ray Kachatorian | Imaging |
Robert Cripps | Make Up |
リマスター・再発情報 / Remaster & Reissue Information
フォーマット / Format | レーベル / Label | 国 / Country | 年 / Year |
CD, Album | Zero Corporation (XRCN-1243) | 日本 | 1995 |
CD, Album | SPV Recordings (SPV 085-89762) | ヨーロッパ | 1995 |
CD, Album, Reissue | Z (TOCP-50787) | 日本 | 2000 |
CD, Album, Remastered, 2CD Edition | Purple Records (PURPLE 008D) | ヨーロッパ | 2017 |
2×LP, Album, Reissue, Gatefold, Burgundy | Back On Black (RCV209LP) | UK & ヨーロッパ | 2018 |
2×LP, Album, Limited Edition, Reissue, Red Yellow Splatter | Reissued Sounds (MICR015) | UK & ヨーロッパ | 2025 |
2×LP, Album, Reissue, Crystal Splatter | Reissued Sounds (MICR015-AT) | UK & ヨーロッパ | 2025 |
2×LP, Album, Reissue, Orange Crystal Vinyl | Reissued Sounds (MICR 015) | UK & ヨーロッパ | 2025 |
商業的成績 / Commercial Performance
- 『Feel』は、グレン・ヒューズが「自分のために作った」と語るアルバムであり、従来のハードロックよりもポップ、ソウル、ファンクの要素が強い作品となっている。
- 日本盤にはボーナストラックとして「Holy Man」が収録されている。
- 2017年にはリマスター版がリリースされ、2018年にはアナログ盤の再発も行われた。
グレン・ヒューズ『Feel』レビュー:魂を揺さぶるソウルフルな名盤
「ボイス・オブ・ロック」の異名を持つグレン・ヒューズが1995年にリリースしたアルバム『**Feel**』。
「ハードロックじゃないから…」と敬遠していませんか? もしそうなら、それは本当にもったいない!
このアルバムは、彼の音楽的ルーツである**ソウル、ファンク、R&B**の要素を存分に取り入れた作品。
今回は、その魅力を深掘りし、あなたの心を揺さぶるソウルフルな世界へとご案内します。
ハードロックの枠を超えた「ブラックミュージックの精神」
グレン・ヒューズといえば、ディープ・パープルやブラック・サバスで活躍した伝説的ミュージシャン。
しかし、『Feel』では、彼が長年培ってきた**ブラックミュージックの精神**を前面に押し出し、
ソウルフルなロックアルバムとして新たな境地を開拓しています。
「え、グレン・ヒューズがソウル?」と驚く方もいるかもしれませんね。
でも、ご安心ください。彼のルーツには常に**ソウルやR&B**が息づいており、
このアルバムでは、それが最高の形で開花しています。
## Hughes/Thrallの再来?!パット・スロールとの絶妙なケミストリー
このアルバムを語る上で欠かせないのが、ギタリストの**パット・スロール**の存在。
彼とのタッグは、まるで伝説のユニット「Hughes/Thrall」が現代に蘇ったかのよう!
スロールの洗練されたギターワークと、ヒューズの情熱的なボーカルが織りなすサウンドは、
まさに奇跡のケミストリー。HRではないと前述しましたが、
彼らの音楽性の高さを考えれば、むしろこれは自然な進化とさえ言えるでしょう。
二人の才能がぶつかり合い、そして溶け合うことで、このアルバムは唯一無二の輝きを放っています。
「ボイス・オブ・ロック」は健在!魂を揺さぶる歌声
HRではないからといって、グレン・ヒューズの歌声の魅力が損なわれたわけではありません。
むしろ、この『Feel』では、彼のボーカリストとしての真髄をより深く感じることができます。
✅ 伸びやかなハイトーン
✅ 情感豊かな表現力
✅ 魂の叫び
彼の歌声は、ジャンルを超えて聴く者の心にダイレクトに響き渡ります。
各楽曲に散りばめられたゴスペルフィーリングやブルージーなフレージングは、
彼の「声」という楽器がいかに多彩であるかを証明しています。
これはまさに、長年音楽と真摯に向き合ってきた彼だからこそ成し得る表現です。
アルバム『Feel』が私たちに語りかけるもの
このアルバムは、単なる音楽作品ではありません。
それは、グレン・ヒューズ自身の内面を映し出した、**魂の記録**と言えるでしょう。
🎵 喜び
🎵 悲しみ
🎵 葛藤
🎵 希望
様々な感情が、彼の歌声と楽曲を通して私たちに語りかけてきます。
もしあなたが、日々の喧騒に疲れていたり、何か新しい音楽との出会いを求めているなら、
ぜひ一度『Feel』を手に取ってみてください。
きっと、あなたの心に温かい光を灯し、明日への活力を与えてくれるはずです。
## まとめ:なぜ今、『Feel』を聴くべきなのか
グレン・ヒューズの『Feel』は、ハードロックファンはもちろんのこと、
ソウル、R&B、そして真の歌声に魅せられるすべての人に聴いてほしい名盤です。
🔥 圧倒的なボーカル
🔥 パット・スロールとの息の合ったプレイ
🔥 ブラックミュージックの精神が脈打つサウンド
このアルバムは、きっとあなたの音楽体験を豊かにしてくれるでしょう。
まだ聴いたことのない方は、この機会にぜひ、
グレン・ヒューズのソウルフルな世界に触れてみてください。