80’s METALの日々

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Glenn Hughes / Addiction

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ADDICTION [2LP] [Analog]

ADDICTION [2LP] [Analog]

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基本情報 / Basic Information

項目 / Item 内容 / Details
リリース日 / Release Date 1996年6月10日(オリジナル)
ジャンル / Genre Hard Rock, Heavy Rock
レーベル / Label Steamhammer(オリジナル)、Purple Records / Cherry Red(2017年リマスター)
収録曲数 / Number of Tracks 10(オリジナル)、13(リマスターDisc 1)、13(リマスターDisc 2)
総再生時間 / Total Runtime 約55分(オリジナル)

トラックリスト / Track Listing

# 曲名 / Song Title
1 Death of Me
2 Down
3 Addiction
4 Madeleine
5 Talk About It
6 I'm Not Your Slave
7 Cover Me
8 Blue Jade
9 Justified Man
10 I Don't Want to Live That Way Again

※2017年リマスター盤には以下のボーナストラックがDisc 1に追加収録:

  • Way Back to the Bone (Live)
  • Touch My Life (Live)
  • You Fool No One (Live)

Disc 2には1995年オランダでのライブ音源を13曲収録。

メンバー / Personnel

名前 / Name 担当楽器・役割 / Instrument & Role
Glenn Hughes Vocals, Bass
Marc Bonilla Guitars, Keyboards
Joakim Marsh Guitars
Joe Travers Drums
R. Gaylor Vocal Channeling

追加ミュージシャン / Additional Musicians

名前 / Name 担当楽器・役割 / Instrument & Role
Ronnie Montrose Slide Guitar on "Justified Man"

その他の情報 / Additional Information

  • リマスター情報:2017年にCherry Red傘下のPurple Recordsより2枚組リマスター盤がリリース。Disc 1にはボーナストラック3曲、Disc 2には1995年のライブ音源を収録。
  • 再発情報:2000年には日本盤HDCD仕様(TOCP-50788)としても再発されており、帯・解説付き。
  • 商業的成績:チャート上の大きなヒットは記録していないが、ファンの間では“最もヘヴィなグレン・ヒューズ作品”として高く評価されている。Marc Bonillaとの共作によるギター主導のサウンドが特徴で、従来のファンク寄りの作風から一線を画す内容となっている。

  グレン・ヒューズ『Addiction』:魂を揺さぶる“ヴォイス・オブ・ロック”が導く、究極の中毒性とは?

「人の心を震わせる“声”とは、こういうことだ」
そう感じさせてくれるシンガーは決して多くありません。その中でもグレン・ヒューズ――ディープ・パープルやブラック・サバスでの活躍でも知られる彼は、“ヴォイス・オブ・ロック”の異名にふさわしい圧倒的な存在感を放ちます。

1996年に発表されたアルバム『Addiction』は、そんな彼の魅力を凝縮した孤高の傑作です。力強くも繊細な歌声、ハードロックとブルースが絶妙に絡み合う楽曲群、そして時代を映す深遠なメッセージ性――聴いた瞬間からあなたを“中毒”にさせてしまうことでしょう。

『Addiction』の音に宿る、ハードロックへの情熱

本作では、ギタリストにロニー・モントローズの右腕的存在マーク・ボニーラを迎え、骨太で鋭く、時にブルージーなギターワークが全体を支配。ファンク色の強い過去作から一転し、グレンのパワフルなヴォーカルとギターが激しくぶつかり合う、ダークで重厚なハードロックが鳴り響きます。

冒頭の「Death of Me」は圧巻のヘヴィネスで幕を開け、静と動のダイナミクスが絶妙な「Madeleine」や「Blue Jade」では内省的な空気感が漂い、まるでグレンの内面を旅しているような錯覚を覚えるはずです。

ソウルフルな歌声が紡ぐ“心の深部”

『Addiction』最大の聴きどころは、グレン・ヒューズの魂を込めたボーカル表現に他なりません。怒り、悲しみ、希望、そして再生――感情のすべてがその喉から解き放たれています。

とりわけ感情を爆発させる「Addiction」や「I Don’t Want to Live That Way Again」では、リスナーの心にも呼応するような“痛み”と“共鳴”を感じられるはずです。彼の歌声は単なる楽器ではなく、「語りかけるもうひとつの心」として機能しているのです。

『Addiction』に込められた内省と再生のメッセージ

このアルバムのもう一つの魅力は、歌詞に込められたストーリーテリング。人生における中毒――それはドラッグに限らず、感情、人間関係、過去への執着といった、より広く深い意味での「依存」を浮かび上がらせています。

アルバムタイトルが示すように、本作はグレン自身が歩んできた暗闇と向き合い、そこから抜け出そうとする“再生”の物語とも言えるのです。

時代に抗うサウンド・デザインと制作背景

1990年代後半、音楽業界はアナログからデジタルへと大きく舵を切ろうとしていました。その中でリリースされた『Addiction』は、当時としては珍しく**アナログの温もりとモダンな音像が融合**された作品。

ジョー・トラヴァース(ドラム)、ヨアキム・マーシュ(ギター)、そしてグレン自身のプロデュースによるこの音作りには、時代の潮流に迎合せず、自分の音楽に誇りを持ち続けたロック・ミュージシャンとしての矜持がにじみ出ています。

リマスター再発でさらに色濃くなる中毒性

2017年には、Cherry Red傘下のPurple Recordsから2枚組リマスター盤が発売。Disc 1にはライブ音源3曲を追加収録し、Disc 2には1995年オランダでの強烈なライブパフォーマンスが13曲も収められています。

さらに2000年には日本でもHDCD仕様で再発されており、こちらは音質やパッケージ面でも満足度の高い一作です。過去作との聴き比べや、グレンの進化を追体験するのにも最適なアイテムといえるでしょう。

『Addiction』――ハードロック史に刻まれる、魂の記録

このアルバムは、“ハードロック × ソウル”という一見相反する要素を、最高のバランスで融合させた稀有な作品です。そこには、単なる音楽を超えた“生き様”が宿っています。

“音楽に癒されたい”というリスナーにも、“もっと深く、魂を揺さぶられたい”というあなたにも、ぜひこの『Addiction』を聴いてほしい。きっと、胸の奥底に何かが触れるはずです。

今こそ再発見されるべき、ヴォイス・オブ・ロックの真髄――『Addiction』は、あなたの人生にも何かを残すはずです。
 

【参考資料】

 参考音源

www.youtube.com

amzn.to