基本情報
項目 | 内容 |
リリース日 | 1986年11月2日 |
ジャンル | ハードロック |
レーベル | Eastworld |
収録曲数 | 16曲 |
総再生時間 | 約74分 |
トラックリスト
# | 曲名 |
1 | Prelude |
2 | Get On Our Train |
3 | Signal Fire |
4 | Still |
5 | Heart's On Fire |
6 | Fugitive |
7 | Touch Me, I'm On Fire |
8 | Don't Cry Baby |
9 | Searching |
10 | 20th Century Child |
11 | You're Mine |
12 | Clean Machine |
13 | Heels Of The Wind |
14 | Getting Back On The Road |
15 | Can't Get Back To You |
16 | Theme Of Bow Wow |
メンバー
名前 | 担当楽器・役割 |
山本恭司 | ボーカル、ギター |
斎藤光浩 | ギター、ボーカル |
佐野賢二 | ベース |
新美俊宏 | ドラムス |
追加ミュージシャン
名前 | 担当楽器・役割 |
Suemi Watanabe | 作詞・作曲 |
Shogo Takeuchi | マスタリング |
Masami (Bic) Oh-Hara | カバーアート |
Hirotaka Nakamura | 写真撮影 |
再発・リマスター情報
- 1987年11月28日 にCDとして再発(Toshiba EMI Ltd.)
- 1994年7月20日 にリマスター版CDとして再発(規格品番: TOCT-8412)
- 初回リリースは 1983年にLP盤 として発売(カタログ番号: T17-1103)
- 1986年に2枚組LP盤 として再発(カタログ番号: T17-1103-4)
商業的成績
- 日本国内での評価は高く、BOW WOWの代表的なベスト盤の一つとして認知されている
- 1994年のリマスター版は廃盤となっており、コレクターズアイテムとしての価値がある
BOW WOWの軌跡を辿る
『LOCUS 1976-1983』— 日本のハードロック黄金期を凝縮したベストアルバム
日本のハードロック黎明期を支えた伝説的バンド、BOW WOW。彼らの1976年から1983年にかけての輝かしい活動を集約したベストアルバム『LOCUS 1976-1983 (BOW WOW BEST SELECTION)』は、日本のロック史に刻まれる名盤です。
この作品には、激しくも叙情的な楽曲の数々が収録されており、BOW WOWの音楽がどのように進化していったのかを堪能できます。
ハードロックの奥深さを感じる、選りすぐりの楽曲
BOW WOWといえば、その後のVOW WOW時代のインパクトが強いですが、このアルバムでは彼らの初期の楽曲の奥深さが際立っています。
特に『YOU'RE MINE』『GET ON OUR TRAIN』『SEARCHING』などは、荒々しいギターと洗練されたメロディが融合した名曲で、ハードロックファンの心を揺さぶることでしょう。
また、このベスト盤には、日本の音楽シーンならではの歌謡曲的な要素がさりげなく織り込まれています。意外にも哀愁漂う楽曲があり、それが日本的な叙情性を感じさせるのもBOW WOWの魅力のひとつです。
ライブでの衝撃が蘇る『YOU'RE MINE』
「夜のヒットスタジオ」で演奏された『YOU'RE MINE』を覚えている方もいるかもしれません。
この楽曲のライブでの熱気とパワーは、ブラウン管越しでも圧倒的でした。テレビで観た瞬間、ロックのエネルギーに釘付けになった人も多いはず。BOW WOWの音楽が単なる演奏技術ではなく、心を揺さぶる何かを持っていることを感じさせる名演でした。
時代を超えた魅力を持つ『LOCUS 1976-1983』
このアルバムを聴けば、BOW WOWが日本のロックシーンに残した影響の大きさがよくわかります。
ギターの鋭さ、楽曲のドラマ性、そして日本独自の音楽スタイルの融合が、彼らを唯一無二のバンドたらしめています。
また、本作はリマスターや再発を重ね、1987年、1994年にCD化されるなど音質向上を伴った再発が行われています。
特に1994年版は廃盤となっており、現在は入手困難でコレクターズアイテムとなっています。
初心者にもおすすめ!このアルバムがBOW WOWの最高の入り口
「BOW WOWをまだ聴いたことがない…」という方にこそ、『LOCUS 1976-1983』はぴったりの作品です。
彼らの音楽の進化をひとつのアルバムで感じることができ、初期の勢いから洗練された中期のスタイルまで、見事にまとまっています。
もしロックの歴史をたどるなら、ぜひこのアルバムから始めてみてください。きっと、日本のハードロックの奥深さに惹かれるはずです。