2011年9月14日発売通算24枚目のスタジオ・アルバム
収録曲
- A light in the dark
- The power of truth
- Come alive again
- Survivor
- Keep you burning
- Gonna do it my way
- Hang tough
- 喜怒哀楽
- Comes the dawn
- Pandora
- Crazy! Crazy! Crazy!
メンバー
- 高崎晃(Gt)
- 二井原実(Vo)
- 山下昌良(Ba)
- 鈴木政行(Dr)
LOUDNESS『Eve to Dawn(旭日昇天)』:伝説のギターワークと進化するサウンドの共演
2011年にリリースされたLOUDNESSのアルバム『Eve to Dawn(旭日昇天)』は、ギターレジェンド高崎晃の才能が炸裂した一枚です。前作『KING OF PAIN 因果応報』のリフ重視のアプローチとは一線を画し、本作ではテクニカルかつエモーショナルなギタープレイが全面的に展開。新たな進化を遂げる現在進行形のLOUDNESSサウンドが味わえるだけでなく、過去の名作を彷彿とさせる懐かしさも感じることができる、まさに多彩な魅力を持つアルバムです。
アルバムの注目ポイント
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圧巻のオープニング「A Light in the Dark」
ドラマチックなイントロと流麗なギターフレーズが組み合わさり、壮大な幕開けを飾ります。 -
力強さと真実の響き「The Power of Truth」
重厚なリフとリズミカルなドラミングが特徴的で、シンプルながらエネルギッシュなナンバー。 -
心を揺さぶる哀愁のメロディ「Come Alive Again」
ミドルテンポで展開するこの楽曲は、サビでのエモーショナルな高揚感が魅力的です。 -
往年の響きを感じる「Survivor」
鈴木政行作曲のこの楽曲は、クラシックLOUDNESSを彷彿させるメロディとギターリフが際立ちます。 -
骨太なロック魂「Keep You Burning」
シンプルな構成ながら、力強いリフと響き渡るコーラスが聴く者を引き込みます。
魂を揺さぶる多様なサウンド
『Eve to Dawn』にはインストゥルメンタルの「喜怒哀楽」や、ユニークなファンキーサウンドが際立つ「Crazy! Crazy! Crazy!」など、ジャンルの壁を越えた楽曲が多数収録されています。特に「Comes the Dawn」では、夜明けを感じさせる幻想的なイントロが心を打ちます。
総評:すべてのファンに捧ぐ名盤
『Eve to Dawn(旭日昇天)』は、LOUDNESSの進化とアイデンティティが見事に融合した作品です。新規ファンにも往年のファンにも楽しめる仕上がりで、何度でも繰り返し聴きたくなる一枚です。このアルバムを通じて感じる高崎晃の情熱と技巧、そしてバンドの力強い音楽性はまさに圧巻です。