収録曲
1.Look at Yourself
2.I Wanna Be Free
3.July Morning
4.Tears in My Eyes
5.Shadows of Grief
6.What Should Be Done
7.Love Machine
メンバー
- David Byron – lead vocals (all but "Look at Yourself"), backing vocals on "Look at Yourself"
- Mick Box – lead guitar, acoustic guitar
- Ken Hensley – organ, piano, slide guitar, acoustic guitar, backing vocals, lead vocals on "Look at Yourself"
- Paul Newton – bass guitar
- Ian Clarke – drums
Additional musicians
- Manfred Mann – Moog synthesizer on "July Morning" and "Tears in My Eyes"
- Ted Osei, Mac Tontoh and Loughty Amao (from Osibisa) – percussion on "Look at Yourself"
ユーライア・ヒープ『LOOK AT YOURSELF』レビュー|ハードロック黎明期を彩る名盤
1971年にリリースされたユーライア・ヒープのアルバム『LOOK AT YOURSELF』は、オルガンを中心としたドラマティックなサウンドと分厚いコーラスワークが炸裂する名盤です。本作は、ハードロックというジャンルに新たな側面を加え、後世のロックミュージックにも大きな影響を与えました。
アルバム概要
本作は、ユーライア・ヒープが音楽的成熟を遂げる重要な転換点となった作品であり、タイトルチューン「Look at Yourself」から「Love Machine」まで、バンドの創造力が存分に発揮されています。
アルバムの特徴
- オルガンサウンドを前面に押し出した独特のプロダクション
- 分厚く壮大なコーラスワークが楽曲のドラマ性を増幅
- プログレッシブな構成とダイナミックな展開が魅力
『LOOK AT YOURSELF』楽曲レビュー
Look at Yourself
アルバムの幕開けを飾るタイトル曲。「イントロのオルガンリフ」は、聴く者の心を激しく揺さぶります。ダイナミックな展開とパワフルなリズムが、バンドの勢いを象徴しています。
I Wanna Be Free
ヘヴィなギターリフと力強いボーカルが際立つナンバー。単なるハードロックに留まらず、壮大なコーラスワークがドラマティックな魅力を加えています。
July Morning
最もプログレッシブな要素を持つ楽曲。美しいオルガンソロが冴え渡り、静と動のコントラストが際立ちます。
Tears in My Eyes
哀愁漂うメロディと叙情的なギターソロが特徴的なバラードナンバー。メロディの美しさが際立ちます。
Shadows of Grief
ヘヴィでダークな雰囲気が漂うスリリングなナンバー。複雑な曲構成と各楽器の絶妙な絡み合いが聴きどころ。
What Should Be Done
キャッチーなメロディと軽快なリズムが特徴的。比較的ポップな印象ながら、コーラスワークが楽曲に深みを与えています。
Love Machine
アルバムの締めくくりにふさわしい、勢い溢れるハードロックナンバー。熱量の高い演奏が、聴く者のテンションを最高潮に引き上げます。
ユーライア・ヒープの音楽的進化
前作との比較
前作『...VERY 'EAVY ...VERY 'UMBLE』と比べると、『LOOK AT YOURSELF』ではオルガンサウンドが格段に強調され、バンドの音楽性に深みが増しています。また、歌詞のテーマもより内省的な方向へと進化しました。
影響を与えたジャンル
このアルバムは単なるハードロックに留まらず、プログレッシブ・ハードロックというスタイルを確立しました。後世のキーボード主体のバンドにも大きな影響を与えた重要な作品です。
ユーライア・ヒープ入門|おすすめ楽曲
- Look at Yourself (アルバム『Look at Yourself』収録)
- Easy Livin' (アルバム『Demons and Wizards』収録)
- Lady in Black (アルバム『Salisbury』収録)
- Sweet Lorraine (アルバム『The Magician's Birthday』収録)
- July Morning (アルバム『Look at Yourself』収録)
文学的レビュー|音のキャンバスに描かれる情熱
鏡に映る自分を見つめるように、ユーライア・ヒープの音楽は聴く者の魂の奥底を映し出す。ケン・ヘンズレーのオルガンがまるで天から降り注ぐ光のように響き、ミック・ボックスのギターが嵐のような力強さと繊細な雨露の情緒を兼ね備える。そして、デイヴィッド・バイロンの歌声は心の叫びであり、深い祈りでもある。
『LOOK AT YOURSELF』は、人生の喜び、悲しみ、怒り、希望を凝縮した魂の肖像画なのだ。

