Mötley Crüe『Girls, Girls, Girls』徹底レビュー｜ロックの衝動を解き放つ名盤

Girls Girls Girls (Reis) (Ogv) [Analog]

アーティスト:Motley Crue
Bmg Rights Management

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1987年発売

収録曲
メンバー
- Additional musicians
Mötley Crüe『Girls, Girls, Girls』— ロックンロールの荒々しき輝き
参考音源
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収録曲

Wild Side
Girls, Girls, Girls
Dancing On Glass
Bad Boy Boogie
Nona
Five Years Dead
All In The Name Of...
Sumthin' For Nuthin'
You're All I Need
Jailhouse Rock

メンバー

Vince Neil – lead vocals
Mick Mars – guitars, backing vocals
Nikki Sixx – bass, backing vocals
Tommy Lee – drums, piano, backing vocals

Additional musicians

Bob Carlisle, Dave Amato, John Purdell, Pat Torpey, Phyllis St. James, Tommy Funderburk – backing vocals

Mötley Crüe『Girls, Girls, Girls』— ロックンロールの荒々しき輝き

1987年にリリースされたMötley Crüe（モトリー・クルー）の4枚目のアルバム『Girls, Girls, Girls』は、まさに彼らの破天荒な生き様を象徴する一枚。ワイルドでセクシー、そして刺激的なロックンロールの世界へと誘うこのアルバムは、リスナーの心に鮮烈な印象を刻み込みました。今回は、この歴史的なアルバムの魅力を掘り下げたレビューをお届けします。

アルバム概要：悪夢のようなロックンロールが炸裂

1980年代のロックシーンにおいて、モトリー・クルーは「バッド・ボーイ・ロックンロール」の代名詞。過激なライブパフォーマンス、スキャンダラスな私生活、そして強烈なギターサウンドを武器に、多くのファンを魅了しました。本作『Girls, Girls, Girls』は、そんな彼らの音楽的・文化的な影響力を決定づけたアルバムの一つです。

アルバム全体を通して、骨太なギターリフ、疾走感のあるリズム、そしてエネルギッシュなボーカルが存分に詰め込まれています。まるで夜の街をバイクで疾走するような刺激的なサウンドが展開され、リスナーを圧倒します。

楽曲レビュー：「Wild Side」「Girls, Girls, Girls」「You're All I Need」

本作には、モトリー・クルーの代表曲ともいえる楽曲が多数収録されています。

🎸 Wild Side – 危険な香りを漂わせるオープニングナンバー。骨太なギターリフと荒々しいボーカルが見事に融合し、リスナーを一気に引き込む。

💃 Girls, Girls, Girls – キャッチーなメロディーとストリップクラブをテーマにした歌詞が特徴的なタイトル曲。一度聴いたら忘れられない中毒性のあるサビが魅力。

💔 You're All I Need – アルバムの中で異彩を放つパワーバラード。ヴィンス・ニールの切ないボーカルが際立ち、バンドの感情的な側面を垣間見ることができる。

その他にも、ライブで盛り上がる「Bad Boy Boogie」や、モトリー流のユーモアが光る「Nona」、さらにはエルヴィス・プレスリーの「Jailhouse Rock」のカバーなど、多彩な楽曲が収録されています。

『Theatre of Pain』との比較

前作『Theatre of Pain』と比較すると、本作『Girls, Girls, Girls』はよりヘヴィで荒々しい仕上がりとなっています。『Theatre of Pain』ではグラムメタル的な華やかさやポップな要素が見られましたが、本作ではよりワイルドでダーティーなロックンロールへと進化しました。

また、歌詞のテーマも変化し、より享楽的でストレートな表現が強調されています。まさに当時のモトリー・クルーが体現していた「ロックスターの生き様」が凝縮された一枚と言えるでしょう。