- 基本情報 / Basic Information
- トラックリスト / Track Listing
- メンバー / Personnel
- 【伝説の名盤】OZZY OSBOURNE『DIARY OF A MADMAN』レビュー:狂気と美の交錯
- 参考音源
- 通販
基本情報 / Basic Information
項目 / Item | 内容 / Details |
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リリース日 / Release Date | 1981年10月7日 (UK), 1981年11月7日 (US) |
ジャンル / Genre | ヘヴィメタル, ハードロック |
レーベル / Label | Jet Records |
収録曲数 / Number of Tracks | 8 (オリジナル版), 9 (再発版) |
総再生時間 / Total Runtime | 43分19秒 |
トラックリスト / Track Listing
# | 曲名 / Song Title |
---|---|
1 | Over The Mountain |
2 | Flying High Again |
3 | You Can't Kill Rock And Roll |
4 | Believer |
5 | Little Dolls |
6 | Tonight |
7 | S.A.T.O. |
8 | Diary Of A Madman |
9 | I Don't Know (Live) (再発版に収録) |
メンバー / Personnel
名前 / Name | 担当楽器・役割 / Instrument & Role |
---|---|
Ozzy Osbourne | Vocal |
Randy Rhoads | Guitar |
Bob Daisley | Bass |
Lee Kerslake | Drums |
追加ミュージシャン / Additional Musicians
名前 / Name | 担当楽器・役割 / Instrument & Role |
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Don Airey | Keyboards |
その他の情報 / Additional Information
- 商業的成績: アルバムは全世界で300万枚以上を売り上げた。
- ツアー: 『Diary of a Madman Tour』は1981年11月5日から1982年8月8日まで開催され、北米、ヨーロッパ、アジアを巡った。
- 特筆事項: 2002年の再発版では、オリジナルのベースとドラムが差し替えられたが、2011年の30周年記念盤で元の演奏が復元された。
【伝説の名盤】OZZY OSBOURNE『DIARY OF A MADMAN』レビュー:狂気と美の交錯
1981年にリリースされたOZZY OSBOURNEのセカンドアルバム『DIARY OF A MADMAN(邦題:ダイアリー・オブ・ア・マッドマン)』は、ヘヴィメタル史に燦然と輝く作品です。そして、このアルバムこそが、伝説のギタリストランディ・ローズ(Randy Rhoads)のスタジオにおける最後の作品であり、彼の才能が余すところなく発揮された究極の一枚でもあります。
ランディ・ローズという音楽界の奇跡
ランディ・ローズのギターは、まるで狂気に取り憑かれたかのように激しく、時に美しく響き渡ります。彼の唯一無二の音楽センスは、このアルバム全体を通して感じられ、特にタイトル曲『Diary of a Madman』では、その繊細さと攻撃的なプレイが融合し、圧巻の仕上がりとなっています。
彼が奏でるリフのひとつひとつが、まるで一冊の狂気の記録のように心に刻まれ、オジー・オズボーンの独特なボーカルと見事に融合。まさにヘヴィメタルの歴史を塗り替えたアルバムと言えるでしょう。
楽曲ごとのレビュー:珠玉の名曲が揃う
このアルバムには、ギターソロの極みとも言える楽曲や、心を揺さぶる壮大なメロディーが詰め込まれています。
- Over the Mountain: 圧倒的な疾走感と鋭利なリフで幕を開ける名曲。これを聴いた瞬間、アルバムの凄まじい世界観に引き込まれる。
- Flying High Again: キャッチーなサウンドと流麗なギターソロが際立つロックアンセム。リズミカルな展開に心が躍る。
- You Can't Kill Rock and Roll: ヘヴィなリフと情熱的なボーカルが絡み合い、まさにロックンロールの魂を体現した一曲。
- Diary of a Madman: このアルバムの象徴とも言える楽曲。狂気と美しさが交錯し、ドラマティックな構成が息を呑むほど素晴らしい。
どの楽曲も唯一無二の輝きを放っており、オジー・オズボーンとランディ・ローズの最高傑作として語り継がれる理由がここにあります。
なぜこのアルバムが語り継がれるのか?
『DIARY OF A MADMAN』の持つエネルギーは、今なお多くのファンを惹きつけています。その最大の理由は、やはりランディ・ローズの革新的なギタープレイでしょう。
彼は、クラシック音楽の要素をヘヴィメタルに取り入れることで、独特のサウンドを作り上げました。彼のギターは単なるテクニカルな技巧ではなく、圧倒的な情熱と感情表現が込められており、一音一音に魂が宿っています。だからこそ、彼の死から数十年が経った今でも、多くのギタリストに影響を与え続けているのです。
まとめ:狂気と美の融合が生んだ名盤
『DIARY OF A MADMAN』は、ただのアルバムではありません。それは音楽史に刻まれた奇跡であり、ランディ・ローズという天才ギタリストの魂が宿る作品です。
もしまだこのアルバムを聴いたことがないなら、ぜひ一度体験してみてください。その狂気と美しさがあなたの心を掴み、決して離さないことでしょう。