80’s METALの日々

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【EPレコード】E・Z・O / HERE IT COMES

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1987年3月21日発売

 Track listing

HERE IT COMES:印(Japanese Version) / 忍(English Version)

 Personnel

  • 山田雅樹 - ボーカル
  • 飯田昌洋- ギター
  • 高橋太郎- ベース
  • 本間大嗣 - ドラムス

  E・Z・O「HERE IT COMES」EPレコードレビュー:忍者メタルの衝撃!

FLATBACKERからE・Z・Oへ――驚きの変貌

80年代後半、日本のヘヴィメタルシーンに突如として登場した【E・Z・O】。FLATBACKERが渡米し、KISSの【ジーン・シモンズ】をプロデューサーに迎え、【ゲフィン・レコード】からデビューしたニュースは、当時のメタルファンを大いに驚かせました。

今回レビューするのは、彼らのデビューアルバムからの先行シングル【HERE IT COMES】のEPレコード。世界進出を意識したこの作品には、当時の戦略と革新が詰まっています。

4種類のジャケットが存在するレアアイテム

このEPレコードの最大の特徴は、メンバー4人それぞれのバージョンが存在する【ジャケット写真】。筆者が入手したのは【高橋太郎】バージョン。これは、彼らの【忍者メタル】というコンセプトの一環であり、アメリカ市場向けのマーケティング戦略が如実に表れた興味深い要素です。

忍者のイメージとロックの融合――これは単なるビジュアルの話ではなく、彼らの音楽にも通ずる斬新なアプローチだったのです。

日本語バージョン収録の背景

このシングルには【日本語バージョン】も収録されています。日本語の歌詞で独自の世界観を築いていた【FLATBACKER】の流れを汲み、ファン層を広げるための重要な戦略だったといえるでしょう。

アメリカでのデビューを果たしながら、日本のリスナーに向けた配慮を忘れないスタンスは、現在も評価され続けています。

アメリカナイズされたサウンドへの賛否両論

【ジーン・シモンズ】のプロデュースによって、【E・Z・O】の音楽はより【アメリカナイズ】されたサウンドへと進化しました。この変化は一部のファンから賛否両論を呼びましたが、世界を視野に入れた音楽性の幅広さを示すものでもありました。

FLATBACKER時代の激しさを残しながらも、より整ったサウンドプロダクションを目指した点は注目すべき部分です。

楽曲レビュー

HERE IT COMES

✅ キャッチーなメロディとハードなギターリフが印象的
✅ 英語詞と日本語詞の2バージョン収録、異なる魅力を楽しめる
✅ アメリカ市場を意識した洗練されたサウンドプロダクション

総評

【E・Z・O「HERE IT COMES」】は、日本のヘヴィメタル史に新たな風を吹き込んだ作品です。そのアメリカナイズされたサウンドは、初期ファンに驚きを与えつつも、彼らが世界で戦うための武器となりました。

特に【忍者メタル】というコンセプトの成功は、ビジュアルとサウンドの両面からメタルの可能性を押し広げた一例といえます。

まとめ

🎸 【E・Z・O「HERE IT COMES」】は、単なるシングル盤ではなく、日本のメタルの可能性を広げた歴史的作品!
🎸 世界市場を狙ったサウンドと日本独自のメタル文化の融合を楽しめる一枚!
🎸 あなたも、この音の衝撃を体験してみてください!

この本間さんのインタビューが当時を知る上で面白かったです。

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 参考音源


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 通販

シングルレコードは手に入りませんが、曲はEZO『Returns』でMVが見れます。