- 基本情報 / Basic Information
- トラックリスト / Track Listing
- メンバー / Personnel
- 深紫色の衝撃——DEEP PURPLE『Come Taste the Band』再発見の歓び
- 参考音源
- 通販
基本情報 / Basic Information
| 項目 | 内容 |
| リリース日 | 1975年11月7日 |
| ジャンル | ハードロック、ファンクロック |
| レーベル | パープル・レコード(オリジナル)、EMI(リイシュー)、ワーナー・ブラザース・レコード |
| 収録曲数 | 9曲 |
| 総再生時間 | 37分16秒 |
トラックリスト / Track Listing
| # | 曲名 |
| 1 | Comin' Home |
| 2 | Lady Luck |
| 3 | Gettin' Tighter |
| 4 | Dealer |
| 5 | I Need Love |
| 6 | Drifter |
| 7 | Love Child |
| 8 | This Time Around/Owed to 'G' [Instrumental] |
| 9 | You Keep on Moving |
メンバー / Personnel
| 名前 | 担当楽器・役割 |
| David Coverdale | リード&バックボーカル |
| Tommy Bolin | リード&アコースティックギター、バックボーカル、ベース(トラック1)、コーリードボーカル(トラック4) |
| Jon Lord | キーボード、ピアノ、シンセサイザー、バックボーカル |
| Glenn Hughes | ベース、コーリードボーカル(トラック1以外)、リードボーカル(トラック3&8) |
| Ian Paice | ドラム |
商業的成績 / Commercial Performance
- チャート順位
- イギリス: 19位
- アメリカ: 43位
- 日本: 14位
- 認定
- イギリス: シルバーディスク認定(6万枚販売)
リマスター&再発情報 / Remaster & Reissues
- 1990年 - メタル・ブレイド・レコーズよりリマスター版リリース
- 2007年 - Friday Musicレーベルより再リリース(デジタル・リマスタリング)
- 2010年 - 35周年記念版(2CDデラックスエディション)リリース
- ディスク1: リマスター版オリジナルアルバム+「You Keep on Moving」USシングル版
- ディスク2: フルアルバムのリミックス+未発表曲「Same in LA」「Bolin/Paice Jam」
このアルバムはDeep Purpleの第4期唯一のスタジオアルバムであり、Tommy Bolinのギターが際立つ作品です。ファンクやジャズの要素が融合したサウンドが特徴で、従来のハードロックとは異なるアプローチが取られています。近年再評価が進み、Bolinの貢献が高く評価されています。
深紫色の衝撃——DEEP PURPLE『Come Taste the Band』再発見の歓び
音楽の旅には、思いがけない再会があるものです。あなたがふと手にした一枚のアルバムが、何年もの時を経て、再び心を揺さぶることはありませんか?
私にとって、その一枚が DEEP PURPLE の『Come Taste the Band』でした。
時を超えて響く音の魔法
このアルバムがリリースされた1975年当時、DEEP PURPLEは大きな変革の中にありました。リッチー・ブラックモアが脱退し、ギタリストの **トミー・ボーリン** が加入。彼の鮮烈なプレイは、バンドに新たな息吹を吹き込んでいました。
一方で、ベーシスト兼ボーカリストの グレン・ヒューズ は、持ち前のファンキーなグルーヴをバンドに融合させ、これまでの DEEP PURPLE とは異なる音楽性を開拓。この二人の才能が交錯したことで、唯一無二のサウンドが生まれたのです。
当時の私は、この作品が「王道の DEEP PURPLE とは違う」という理由で、深く聴き込むことがありませんでした。しかし年月を経て再発見した時、その真価に驚かされました。
進化するロックの時代背景
1975年のロックシーンは、激動の時代でした。
- LED ZEPPELIN の荘厳なサウンド
- BLACK SABBATH のダークでヘビーな世界観
- YES や PINK FLOYD のプログレッシブ・アプローチ
そんな中で DEEP PURPLE は、伝統的なハードロックに ファンクやジャズのエッセンス を加え、新たな地平を切り開こうとしていました。その実験精神こそが『Come Taste the Band』の魅力です。
楽曲レビュー:魂のこもったサウンド
このアルバムを一言で表すなら「情熱」。各楽曲が語りかけるように私たちの心に響きます。
🎸 Comin' Home — 疾走感あふれるオープニングナンバー。ボーリンのギターが炸裂!
🎸 Lady Luck — ヒューズのパワフルなボーカルと深みのあるリフが特徴的な一曲。
🎸 Gettin' Tighter — ファンクのリズムと強烈なグルーヴが融合する、アルバムのハイライト。
🎸 Dealer — ジョン・ロードのキーボードがミステリアスな雰囲気を演出。深みのある名曲。
🎸 You Keep on Moving — 叙情的なメロディが胸に響く、アルバムの締めくくりにふさわしい感動の一曲。
再評価されるべきHRの傑作!
『Come Taste the Band』は、DEEP PURPLE の歴史の中で異色の作品として扱われることが多いですが、その 音楽的完成度は間違いなく名盤に値します。
この作品の後、バンドは一時解散を迎えますが、それはこのアルバムが 挑戦と変革の象徴 であったことの証でもあります。
あなたがもし DEEP PURPLE のアルバムを聴き直そうと考えているなら、あるいは 「まだこの作品を聴いたことがない」 というなら——
ぜひ 『Come Taste the Band』 を手に取ってください。
きっとあなたの音楽ライブラリーに、新たな彩りを加えてくれるはずです。

