- 基本情報 / Basic Information
- トラックリスト / Track Listing
- メンバー / Personnel
- RAGE『Reflections Of A Shadow』徹底レビュー
- 参考音源
- 通販
基本情報 / Basic Information
| 項目 / Item | 内容 / Details | |
| リリース日 / Release Date | 1990年 | |
| ジャンル / Genre | パワーメタル | |
| レーベル / Label | Noise International | |
| 収録曲数 / Number of Tracks | 12 | |
| 総再生時間 / Total Runtime | 56:20 |
トラックリスト / Track Listing
| # | 曲名 / Song Title | |
| 1 | Bit More of Green (Introduction) [Instrumental] | |
| 2 | That's Human Bondage | |
| 3 | True Face in Everyone | |
| 4 | Flowers That Fade in My Hand | |
| 5 | Reflections of a Shadow | |
| 6 | Can't Get Out | |
| 7 | Waiting for the Moon | |
| 8 | Faith | |
| 9 | Saddle the Wind | |
| 10 | Dust | |
| 11 | Nobody Knows | |
| 12 | Wild Seed |
メンバー / Personnel
| 名前 / Name | 担当楽器・役割 / Instrument & Role | |
| Peavy Wagner | Lead and backing vocals, bass, classical guitar | |
| Manni Schmidt | Electric and acoustic guitars, backing vocals | |
| Chris Ephthimiadis | Drums |
追加ミュージシャン / Additional Musicians
| 名前 / Name | 担当楽器・役割 / Instrument & Role | |
| Ulli Köllner | Keyboards, organ, backing vocals |
リマスター・再発情報 / Remaster & Reissue Details
- 2020年: Chaos Reignsより日本盤リマスターCDとして再発。
- 2023年: Dr. Bones Lethal Recordingsより2枚組CDとしてリマスター&再発。ボーナスディスクにはデモトラックを収録。
- 2023年7月21日: 限定盤ダブルLPとデジパックCDとして再発。
その他の情報 / Additional Information
- 商業的には、RAGEの90年代初期のアルバムの中でも評価が高く、バンドの音楽的進化を示す作品として認識されている。
- 収録曲「Reflections of a Shadow」は、バンドのライブセットリストにも度々登場し、ファンの間で人気がある。
RAGE『Reflections Of A Shadow』徹底レビュー
ドイツの鋼鉄魂が魅せる深化と挑戦
ヘヴィメタルの世界で確固たる地位を築いたドイツのバンド、RAGE。彼らが1990年に世に送り出したアルバム『Reflections Of A Shadow』は、バンドの進化と挑戦を象徴する作品です。今回は、このアルバムの魅力を深く掘り下げ、ファンはもちろん、RAGEをまだ知らない方にもその魔力が伝わるよう徹底レビューしていきます。
RAGEの音楽性が進化したポイントとは?
このアルバムでは、RAGEのサウンドに新たな要素が加わり、より洗練されたアプローチが見られます。その中心にあるのが、フロントマンPeavy Wagnerの歌唱スタイルの変化と、キーボードの導入です。
Peavyのボーカルが見せた新境地
これまでのRAGEは、荒々しいシャウトを前面に押し出すスタイルが特徴でした。しかし、本作ではPeavyの歌唱がよりメロディアスに進化。力強さを維持しながらも、表現力が格段に向上し、楽曲の情感が増しています。これは、バンドが単なるスピードやパワーだけでなく、音楽の幅を広げることを意識した結果でしょう。
キーボードが生み出す新たな色彩
本作では、キーボードが楽曲に奥行きを与えています。伝統的なギター・ベース・ドラムの組み合わせに、キーボードを加えることで、メロディの立体感が増し、壮大な世界観が広がりました。例えば「Reflections of a Shadow」や「Waiting for the Moon」のドラマティックな展開は、キーボードが大きな役割を果たしています。
アルバムの収録曲と注目ポイント
以下は、本作の全曲リストと、それぞれの楽曲に込められた魅力を紹介します。
| # | 曲名 / Song Title | 特徴 | |
| 1 | Bit More of Green (Introduction) [Instrumental] | 静かに幕を開けるイントロ | |
| 2 | That's Human Bondage | 哀愁漂うメロディと力強いリフ | |
| 3 | True Face in Everyone | 疾走感のある展開とキャッチーなフレーズ | |
| 4 | Flowers That Fade in My Hand | 繊細な歌詞とドラマティックな構成 | |
| 5 | Reflections of a Shadow | アルバムの象徴的なタイトル曲 | |
| 6 | Can't Get Out | 重厚なリフと鋭いボーカルが際立つ | |
| 7 | Waiting for the Moon | メロディアスで幻想的な楽曲 | |
| 8 | Faith | 荘厳な雰囲気を持つバラード調 | |
| 9 | Saddle the Wind | 疾走感と叙情的な展開の融合 | |
| 10 | Dust | シンプルながら胸を打つナンバー | |
| 11 | Nobody Knows | 叙情的な歌詞とバンドの新たな挑戦が見える | |
| 12 | Wild Seed | アルバムの締めくくりにふさわしい力強い楽曲 |
RAGEの進化を感じるアルバム
1990年という時代は、ヘヴィメタルの多様化が進んでいた時期でした。RAGEもまたその流れに乗りながら、自身の音楽性を模索し、新たな表現を追求しています。『Reflections Of A Shadow』は、そんな彼らの挑戦の記録とも言える作品なのです。
RAGEのファンであれば、彼らの音楽的変化を楽しむことができるでしょう。そして、これから彼らの音楽を知る方にとっても、本作はRAGEの奥深い魅力を感じるための最適な入門アルバムのひとつになるはずです。
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