- 基本情報 / Basic Information
- トラックリスト / Track Listing
- メンバー / Personnel
- 商業的成績 / Commercial Performance
- 【W.A.S.P.『The Headless Children』徹底レビュー】時代を超えて輝く最高傑作
- 参考音源
- 通販
基本情報 / Basic Information
項目 / Item | 内容 / Details |
---|---|
リリース日 / Release Date | 1989年4月 |
ジャンル / Genre | ヘヴィメタル |
レーベル / Label | Capitol Records |
収録曲数 / Number of Tracks | 10曲(1998年再発盤にはボーナストラック追加) |
総再生時間 / Total Runtime | 48分32秒 |
トラックリスト / Track Listing
# | 曲名 / Song Title |
---|---|
1 | Heretic (The Lost Child) |
2 | The Real Me |
3 | The Headless Children |
4 | Thunderhead |
5 | Mean Man |
6 | The Neutron Bomber |
7 | Mephisto Waltz |
8 | Forever Free |
9 | Maneater |
10 | Rebel in the F.D.G. |
1998年再発盤ボーナストラック
# | 曲名 / Song Title |
---|---|
11 | Locomotive Breath (Jethro Tullカバー) |
12 | For Whom the Bell Tolls |
13 | Lake of Fools |
14 | War Cry |
15 | L.O.V.E. Machine (Live) |
16 | Blind In Texas (Live) |
メンバー / Personnel
名前 / Name | 担当楽器・役割 / Instrument & Role |
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Blackie Lawless | ボーカル、ギター |
Chris Holmes | ギター |
Johnny Rod | ベース |
追加ミュージシャン / Additional Musicians
名前 / Name | 担当楽器・役割 / Instrument & Role |
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Frankie Banali | ドラムス |
Ken Hensley | キーボード |
Lita Ford 他 | バッキング・ボーカル (Thunderhead) |
商業的成績 / Commercial Performance
- 全米ビルボード200: 48位(バンド最高位)
- 全英アルバムチャート: 8位(バンド初のトップ10入り)
- その他のチャート順位: ノルウェー13位、オーストリア19位、スイス19位、ドイツ22位
このアルバムは、W.A.S.P.の音楽性がよりシリアスな方向へ進化した作品であり、政治や社会問題をテーマにした楽曲が含まれています。再発盤にはライブ音源やカバー曲が追加されており、ファンにとって貴重なコレクションとなっています。
【W.A.S.P.『The Headless Children』徹底レビュー】時代を超えて輝く最高傑作
1989年、ヘヴィメタル史に刻まれた名盤
W.A.S.P.が放つ衝撃作『The Headless Children』は、単なるショックロックではない。音楽的進化と社会的メッセージを兼ね備えたこのアルバムは、バンドの新たな地平を切り開いた。今回は、その魅力を徹底解説する。
音楽的進化とパワフルなサウンド
『The Headless Children』は、バンドの音楽性を大きく広げた一枚だ。特筆すべきは、FRANKIE BANALI (Ds)とKEN HENSLEY (Key)の参加。
- クワイエット・ライオットで名を馳せたバナリのパワフルなドラミングが楽曲に圧倒的な推進力を与え、メタルの枠を超えたダイナミズムを生み出している。
- 元ユーライア・ヒープのヘンズレーが奏でるキーボードは、楽曲に壮大なスケール感をもたらし、ドラマティックな世界観を構築。
これまでのW.A.S.P.とは一線を画す、より緻密で奥深いサウンドが確立された。
捨て曲なし!名曲が揃う圧巻のトラックリスト
アルバム全編にわたり、粒ぞろいの楽曲が並ぶ。特に注目すべきは、
- 「Real Me」(THE WHOのカバー)
原曲のエネルギーを維持しつつ、W.A.S.P.流のアレンジで昇華。ブラック・ローレスのボーカルが楽曲に新たな息吹を吹き込んでいる。
- 「Mean Man」
疾走感あふれるギターリフとバナリのタイトなドラミングが炸裂。シャウトも冴え渡り、聴く者を一気に引き込む圧巻の一曲だ。
- 「The Headless Children」
壮大なバラードとしてアルバムの核を成し、重厚なメッセージを投げかける。
その他にも、「The Neutron Bomber」など、どの曲も聴き応え抜群!
歌詞に込められた深いメッセージ
このアルバムが特別なのは、音楽だけではない。社会問題や人間の内面を描いた歌詞が、シリアスなトーンで響く。
陰鬱ながらも力強い世界観が、楽曲を通してリスナーの心に深く訴えかける。
時代を超えて輝き続ける傑作
W.A.S.P.の音楽性とメッセージ性が融合した歴史的名盤『The Headless Children』。
HR/HMファンならずとも、一度は体験してほしい。
このアルバムを聴けば、その圧倒的なサウンドと世界観に、あなたも心を奪われるはずだ。