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AEROSMITH / 野獣生誕

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野獣生誕(エアロスミスI)

野獣生誕(エアロスミスI)

  • アーティスト:エアロスミス
  • ソニーミュージックエンタテインメント
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基本情報

項目 内容
リリース日 1973年1月13日
ジャンル ハードロック
レーベル コロムビア・レコード
収録曲数 8曲
総再生時間 35分44秒

Track listing

# 曲名
1 Make It
2 Somebody
3 Dream On
4 One Way Street
5 Mama Kin
6 Write Me
7 Movin' Out
8 Walkin' the Dog

Personnel

名前 担当楽器・役割
Steven Tyler リードボーカル、ピアノ、ハーモニカ、エレクトリックハープシコード、メロトロン("Dream On")、フルート("Walkin' the Dog")、パーカッション
Joe Perry ギター、バックボーカル、セカンドギターソロ("One Way Street")
Brad Whitford ギター、ファーストギターソロ("One Way Street")
Tom Hamilton ベースギター
Joey Kramer ドラム

Additional musicians

名前 担当楽器・役割
エイドリアン・バーバー プロデューサー

このアルバムは、発売当初はあまり評価されなかったものの、「Dream On」が後にヒットし、アルバム自体もチャートで再浮上しました。

AEROSMITHの原点を辿る:1973年のデビューアルバム『Aerosmith』の衝撃

ロック史に刻まれた伝説の始まり

1973年にリリースされたAerosmithのデビューアルバム『Aerosmith』は、後に世界的なロック・アイコンへと成長するバンドのルーツを明確に示した重要な作品です。当時の音楽シーンでは、ブリティッシュロックが支配的でしたが、アメリカからも独自のスタイルを持つバンドが次々に登場していました。その中でAerosmithは、ルーズなR&Bフィールとブルースの影響を巧みに取り入れつつ、唯一無二のサウンドを確立していきました。

本作が発表された当時、彼らは「ローリング・ストーンズに似ている」と評されることもありました。しかし、彼らの音楽には、より強烈なグルーヴ感とエネルギー、そして後のキャリアに繋がるハードロック的な要素がすでに散りばめられていました。

収録曲と名曲レビュー

# 曲名 特徴
1 Make It 力強いオープニングを飾るアグレッシブなナンバー
2 Somebody ブルースの影響が強く、バンドの原点を感じさせる楽曲
3 Dream On 後の大ヒット曲となる、壮大なロックバラード
4 One Way Street スライドギターを駆使したブルージーなジャムセッション
5 Mama Kin ライブの定番曲として知られる、勢い溢れるロックナンバー
6 Write Me 軽快なリズムが魅力の楽曲
7 Movin’ Out バンドの結束を感じさせる力強いハードロック
8 Walkin’ the Dog ルーファス・トーマスのカバー、ブルースフィーリング満載
Dream On

このアルバム最大のハイライトは、やはり「Dream On」でしょう。静かなアルペジオから始まり、スティーヴン・タイラーのソウルフルなボーカルが徐々にクライマックスへと向かう構成は、デビュー作とは思えない完成度を誇っています。リリース当初は大きなヒットには至りませんでしたが、後に再評価され、バンドを象徴する楽曲として定着しました。

Mama Kin

「Dream On」とは対照的に、荒々しくパワフルなサウンドが特徴の「Mama Kin」は、Aerosmithの持つロックンロールのダイナミズムを感じさせます。ライブでは欠かせない定番曲として、今なお多くのファンに愛されています。

サウンドの進化とリマスター

オリジナルの録音は少しラフな印象を受けますが、それがまたこのアルバムの魅力でもあります。近年のリマスター盤では、よりクリアで迫力のある音像になっており、再発盤をチェックしてみるのもおすすめです。初期のAerosmithの荒削りなエネルギーを存分に感じられる点は、音楽ファンにとっては大きな魅力でしょう。

50年以上のキャリアを誇るAerosmith、その原点を振り返る

このアルバムがリリースされてから、2025年で実に52年。Aerosmithは今なお世界中のファンを魅了し続ける伝説的バンドであり、その歩みはここから始まりました。ブルース、R&B、ロックンロールを大胆にミックスし、後の名作群へと繋がる土台を築いた重要な作品と言えます。

もしAerosmithの音楽にまだ触れたことがないのであれば、ぜひこのデビューアルバムから聴き始めてみてください。ここから彼らの壮大なロック・ストーリーがスタートしたのですから。

 参考音源

www.youtube.com

amzn.to