Thunder『LIVE』──“あの夜”を閉じ込めたリアル、その熱は今も胸を焦がす
心に宿るライブの記憶──再発盤で再び響く鼓動
人生で最も心が震えた瞬間が、ライブの中にある──そんな経験、ありませんか?Thunder『LIVE』は、まさにその“瞬間”を閉じ込めた作品です。1990年代の熱狂が呼吸をするように響くこのアルバム。あの時代を肌で感じた人にとっては、懐かしく、そして新鮮に聴こえるはずです。そして、今だからこそ若い世代にも届けたい。バンドと観客が一体となった“本物の熱”を。
基本情報:Thunder『LIVE』
| 項目 | 詳細 |
| リリース日 | 1998年(収録:1997年 英国ツアー) |
| ジャンル | ハードロック、メロディックロック |
| レーベル | Castle Communications |
| 収録曲数 | 25曲(CD2枚組) |
| 総再生時間 | 約120分 |
| 日本盤仕様 | 紙ジャケット/ボーナストラック3曲/リマスター音源収録 |
🎵 Thunder『LIVE』全曲トラックリスト(1998年・日本盤)
📀 Disc 1
| # | 曲名 | 時間 |
| 1 | Welcome To The Party | 5:00 |
| 2 | Higher Ground | 7:14 |
| 3 | Don't Wait Up | 3:59 |
| 4 | Low Life In High Places | 5:19 |
| 5 | Gimme Some Lovin' | 6:50 |
| 6 | Empty City | 8:03 |
| 7 | Until My Dying Day | 8:18 |
| 8 | A Better Man | 4:02 |
| 9 | Does It Feel Like Love? | 5:20 |
| 10 | Dance To The Music | 5:26 |
| 11 | She's So Fine | 7:09 |
| 12 | Pilot Of My Dreams(日本盤限定) | 4:46 |
| 13 | Everybody Wants Her(日本盤限定) | 5:06 |
📀 Disc 2
| # | 曲名 | 時間 |
| 1 | Backstreet Symphony | 4:47 |
| 2 | An Englishman On Holiday | 6:08 |
| 3 | Stand Up(日本盤限定) | 4:11 |
| 4 | I'll Be Waiting | 4:35 |
| 5 | Laughing On Judgement Day | 5:13 |
| 6 | Like A Satellite | 4:54 |
| 7 | Moth To The Flame | 6:40 |
| 8 | Living For Today | 4:16 |
| 9 | The Only One | 4:14 |
| 10 | Love Walked In | 6:56 |
| 11 | River Of Pain | 4:04 |
| 12 | Dirty Love | 6:36 |
🎧 3曲レビュー──心に刺さる、Thunderの魂
1. Love Walked In
静かなイントロから滲み出る悲しみ。Danny Bowesの包み込むような歌声は、愛に翻弄される心情を丁寧に描き出します。サビに向けて一気に熱が上がり、まるで自分の感情がそのまま音になったように錯覚する瞬間。ライブだからこその“揺らぎ”が、リアルさを倍増させています。
2. Backstreet Symphony
この曲を知らずしてThunderを語ることなかれ。観客とのコール&レスポンスが炸裂する名場面であり、バンドのグルーヴ感と観客の熱がシンクロする“祝祭空間”そのものです。80〜90年代のロックライブの“熱”を肌で感じた世代なら、思わず拳を突き上げたくなるはず。
3. Empty City
鍵盤の響きが物語を紡ぐように始まり、静寂と孤独の中に優しさが宿る。都会に生きる孤独な心にそっと寄り添うような1曲であり、Thunderの“人間味”が滲み出る瞬間です。中間部のギターソロが、空虚な街に灯る一筋の希望のように聴こえるのが、なんとも切ない。
🗣 今聴くべき理由──世代と時代を超えて
この『LIVE』は、ただのライブ録音ではありません。“その場にいたかった”と心から思わせる熱と感情の記録。グランジの余波の中でも堂々と正統派HRを貫いた彼らの誇りと矜持が響き渡る。そして今の世代にも、こういう人間味あるライブパフォーマンスの魅力が届いてほしい。
✨筆者の視点:だからこそ届けたい、この熱量
私自身、この時代をリアルタイムでHR/HMに浸かりながら過ごしました。ライブハウスの熱気、CDショップに並ぶ紙ジャケ、ステージに向かって叫んだあの日々──Thunderの『LIVE』は、そんな記憶を確かに呼び覚ましてくれます。
