PRETTY MAIDS『SCREAM』:90年代HR/HMの挑戦と普遍性を再発見する、メロディック・メタルの隠れた名盤
💬あなたのHR/HM魂は、まだ目を覚ましていないかもしれない。だがこのジャケットに再会したとき——それは、時代を超えて蘇る“叫び”の証。
🎧INTRO:青春の熱が、今ふたたび鳴り響く
1960〜70年代生まれの私たちにとって、ハードロック/ヘヴィメタルは反抗と希望を孕んだ“生き様”そのものでした。デンマーク出身のPRETTY MAIDSが1994年に発表した『SCREAM』は、まさにその魂を受け継ぎながらも、時代の変化と向き合った挑戦的な一枚。
90年代の音楽潮流の変化に翻弄されつつも、彼らは自身の核——“メロディ”を失わなかった。今こそ、このアルバムを再評価するタイミングです。
📀アルバム基本データ
| 項目 | 内容 |
| アルバム名 | SCREAM |
| アーティスト | PRETTY MAIDS |
| リリース日 | 1994年10月13日 |
| ジャンル | メロディック・ヘヴィメタル/HR |
| レーベル | Epic Records |
| 収録曲数 | 11曲 |
| 総再生時間 | 約47分 |
📢2019年再発盤(Frontiers Records):
・CD/180g重量盤LP(ゲートフォールド仕様)
・現代環境に最適化された「Remastered」音源
・当時のアートワークを大判で楽しめるファン必携アイテム
🎵トラックリスト
| トラック番号 | 曲名 | 印象・キーワード |
| 1 | Rise | 幻想的イントロ。静寂からの導入 |
| 2 | Scream | エネルギー炸裂。魂の叫び |
| 3 | Psycho-Time-Bomb-Planet-Earth | 時代批評性。緊迫感溢れる構成 |
| 4 | This Love | メロウなラブソング |
| 5 | Walk Away | 美しく切ないバラード |
| 6 | No Messiah | 疾走感のあるメタル・アンセム |
| 7 | In a World of Your Own | 浮遊感とメロディの柔らかさ |
| 8 | Don't Turn Your Sex on Me | グルーヴ感と遊び心 |
| 9 | Adrenalin Junkie | 爆走系。熱量とスピードが同居 |
| 10 | Anytime Anywhere | キャッチーな構成 |
| 11 | When It All Comes Down | エピローグ的な締めくくり |
👥メンバー構成
| 名前 | 担当 | 特徴/役割 |
| Ronnie Atkins | Vo | 魂のボーカル+ソングライティング |
| Ken Hammer | Gt | メロディ重視のギターワーク |
| Michael Fast | Dr | 安定感と強さ |
| Kenn Jackson | Ba | タイトな低音 |
| Alan Owen | Key | スペーシーなサウンドを演出 |
| Dominic Gale(ゲスト) | Pf | 叙情性を高めるピアノ参加 |
🎧レビュー:アルバムを象徴する珠玉の3曲
①「Scream」— タイトルが示す魂の奔流
重厚なリフと力強いシャウトが押し寄せる、まさにPRETTY MAIDSの新章の幕開けを告げる一曲。90年代の空気を背景に、“叫び”によるエネルギーが全編を貫く。ライブでの熱狂を想像するだけで鳥肌が立つ、攻撃性とメロディの黄金バランス。
②「Walk Away」— 切なさのメロディに浸る名バラード
ピアノの静けさから始まり、ロニーの歌声が心に染み渡る珠玉のバラード。HR/HMの中に込められた人間的な優しさ、哀愁、そして共感力を体現した名曲。この曲だけで『SCREAM』に再会する価値がある。
③「Psycho-Time-Bomb-Planet-Earth」— 怒りと混沌の90年代世界観
タイトル通り“地球規模の不穏”を象徴する爆発的なナンバー。メタルの持つ社会的メッセージ性と、攻撃的サウンドが融合した、PRETTY MAIDSらしい知的な挑戦曲。音のインパクトとテーマ性の濃さが際立つ。
🧭世代と文化的背景:HR/HM黄金期から今へ
『SCREAM』がリリースされた1994年は、グランジやオルタナティブロックが勢力を増していた時代。そんな変化の中で、PRETTY MAIDSは“メロディへの誠実さ”を捨てなかった。日本では特にその姿勢がファンに支持され続けた理由でもある。
サブスクなどで聴き直してみると、「この音が、今でも響く」ことに気づくはず。これは世代を超えて通じる、音楽の力そのもの。
✍️筆者の実感:青春の記憶とともに蘇る“叫び”
私にとって『SCREAM』は、ただのアルバムではない。あの夜、友人と語りながら「Scream」に心を震わせた時間。「Walk Away」のメロディが、ふとした瞬間に胸を締め付けてくる感覚。それらすべてが、“青春の情景”として今も私の中で生きている。
PRETTY MAIDSは「メロディ」と「魂」を最後まで手放さなかった数少ないバンドであり、そこに私は深い敬意を感じる。
🚀まとめ:『SCREAM』は、次世代にも届けるべき一枚
PRETTY MAIDS『SCREAM』は、時代と格闘しながら生まれた「挑戦」と「美」の記録。
オリジナル盤で当時の空気に触れるもよし、リマスター盤で音像の深みを味わうもよし。
さあ、あなた自身の“叫び”に耳を傾ける準備はできていますか?
🔗[PRETTY MAIDS公式サイト](https://prettymaids.dk/discography)

