1984年に発売された3枚目のアルバム。このアルバムは浜田麻里が初めて作詞・作曲を手掛けた作品で、セルフプロデュースのスタイルが確立された重要な一枚です
基本情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| リリース日 | 1984年6月21日 |
| ジャンル | ハードロック、ヘヴィメタル、プログレッシヴ・メタル |
| レーベル | ビクター音楽産業 / Invitation |
| 収録曲数 | 8曲 |
| 総再生時間 | 36分49秒 |
Track listing
| # | 曲名 |
|---|---|
| 1 | Paradise |
| 2 | Sweet Lie |
| 3 | Heart Line |
| 4 | Passing Over |
| 5 | Fly On Wings |
| 6 | Misty Lady |
| 7 | More Fine Feeling |
| 8 | Turning Point |
Personnel
| 名前 | 担当楽器・役割 |
|---|---|
| 浜田麻里 | ボーカル |
| 北島健二 | ギター |
| 鳴瀬喜博 | ベース |
| 長沢ヒロ | ベース |
| 河野陽吾 | キーボード |
| 岡本郭男 | ドラムス |
浜田麻里『Misty Lady』レビュー:新たな音楽の道を切り開く名作
1984年にリリースされた浜田麻里のアルバム『Misty Lady』は、彼女がセルフプロデュースへ移行した転換点として特別な輝きを放つ作品です。このアルバムでは、ヘヴィ・メタルを超えた幅広い音楽性に挑戦し、ポップやバラードの要素を積極的に取り入れることで、彼女のアーティストとしての多様性が際立っています。
多彩な楽曲と普遍的な魅力:『Paradise』『Heart Line』『Misty Lady』
『Misty Lady』に収録された楽曲は多様性に富んでおり、特に『Paradise』、『Heart Line』、そして『Misty Lady』がその象徴となっています。これらの楽曲はポップなエネルギーとダンサブルなリズムを兼ね備えており、時代を超えてリスナーを惹きつける力を持っています。リリースから数十年が経過した今日でも、その音楽性は古さを感じさせない鮮度を保ち、普遍的な魅力を放っています。
浜田麻里のセルフプロデュースによる音楽的探求
浜田麻里が初めてセルフプロデュースに挑んだ本作は、アーティストとしての自由を追求した成果として位置づけられます。彼女はヘヴィ・メタルの枠を越え、ジャンルに縛られない創造性を発揮。その結果、音楽的な幅が広がり、後の名作へと繋がる礎を築きました。彼女の試行錯誤は、このアルバムに込められた情熱と共に響き続けています。
『Turning Point』— ハードロックファンを魅了する疾走感
アルバムの中で特に目を引くのが、MAKE-UPの河野陽吾が手がけた楽曲『Turning Point』です。この楽曲はキーボードが際立つアレンジにより、60年代から70年代のハードロックの要素を感じさせる特異な魅力を備えています。その疾走感あふれる展開は、ハードロックファンにとって必聴のナンバーです。また、アルバム全体のアクセントとして重要な役割を果たしている点も見逃せません。
時代を超える名盤:『Misty Lady』の再発見
久しぶりにこのアルバムを聴き返した時、当時の自分がいかに『Misty Lady』に夢中になっていたかを思い出しました。メロディや展開はすぐに記憶を呼び覚まし、彼女の音楽に込められた情熱を再確認させられます。本作は、浜田麻里の卓越したボーカルと多彩な楽曲が融合した名盤として、時代を超えた輝きを放ち続けています。
参考音源
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