- 基本情報 / Basic Information
- トラックリスト / Track Listing
- メンバー / Personnel
- 日本ヘヴィメタルの黎明を告げる名盤!ANTHEM 1stアルバム『ANTHEM』徹底レビュー
- 参考音源
- 通販
基本情報 / Basic Information
| 項目 / Item | 内容 / Details |
|---|---|
| リリース日 / Release Date | 1985年7月21日 |
| ジャンル / Genre | ヘヴィメタル |
| レーベル / Label | キングレコード |
| 収録曲数 / Number of Tracks | 10曲 |
| 総再生時間 / Total Runtime | 約41分 |
トラックリスト / Track Listing
| # | 曲名 / Song Title |
|---|---|
| 1 | Wild Anthem |
| 2 | Red Light Fever |
| 3 | Lay Down |
| 4 | Racin’ Rock |
| 5 | Warning Action! |
| 6 | Turn Back To The Night |
| 7 | Rock’n Roll Stars |
| 8 | Blind City |
| 9 | Star Formation |
| 10 | Steeler |
メンバー / Personnel
| 名前 / Name | 担当楽器・役割 / Instrument & Role |
|---|---|
| 坂本 英三 | ボーカル / Vocals |
| 福田 洋也 | ギター / Guitar |
| 柴田 直人 | ベース / Bass |
| 大内 貴雅 | ドラムス / Drums |
商業的成績 / Commercial Performance
アルバム『ANTHEM』は、日本のヘヴィメタルシーンにおいて重要な作品とされ、バンドのキャリアを確立するきっかけとなりました。キングレコードからリリースされ、後に海外でも流通しました。
日本ヘヴィメタルの黎明を告げる名盤!ANTHEM 1stアルバム『ANTHEM』徹底レビュー
ヘヴィメタルの歴史に燦然と輝く名バンド ANTHEM。そのデビューアルバム 『ANTHEM』 は、日本のHR/HMシーンの成長を象徴する金字塔的な作品です。1985年にリリースされたこのアルバムは、元 5X の ジョージ吾妻 氏がプロデュースを担当し、当時としては異例のハードかつパワフルな音作りが話題となりました。
今聞いても衝撃的なこの作品には、バンドの原点ともいえる 圧倒的なエネルギー が詰め込まれています。荒々しさと熱量が交差するこのアルバムが、日本ヘヴィメタルの夜明けを告げたのは間違いありません。
若き坂本英三の熱い魂! 初期ANTHEMの勢いを堪能
坂本英三 氏のボーカルは、このアルバムの大きな魅力の一つです。若々しく、力強いシャウトが炸裂し、楽曲ごとに魂を揺さぶるような熱量を感じさせます。現在の洗練された歌唱とは異なる未熟さもありますが、それこそがこの作品の魅力と言えるでしょう。
そして、ANTHEMのメンバーが当時若かったこともあり、演奏には荒削りな部分が見え隠れします。しかし、それが逆に生々しい迫力となり、後のANTHEMサウンドの礎を築いているのがわかります。この 初期衝動 をダイレクトに感じられるのが『ANTHEM』の大きなポイントです。
色褪せない名曲の数々! 今なおライブで輝く楽曲群
本作には、現在でもライブで演奏される名曲が数多く収録されています。その中でも 「WILD ANTHEM」 はファンの間で語り継がれる 不滅のアンセム であり、今もステージで熱狂を生み出しています。
特に注目したい楽曲
- WILD ANTHEM
ライブの定番曲として愛される、ANTHEMのシグネチャーソング。キャッチーなサビと熱いギターリフが炸裂し、耳に残るメロディが魅力的です。 - WARNING ACTION!
疾走感溢れるイントロから、一気に駆け抜けるアグレッシブな楽曲。初期ANTHEMの 勢い を象徴する名曲です。 - STEELER
ヘヴィなリフとメロディアスな展開の融合が印象的。ANTHEMの 多様な音楽性 を垣間見ることができます。
総評:ANTHEMの始まりを刻んだ伝説的アルバム
『ANTHEM』は 日本ヘヴィメタルの幕開け を告げる、記念碑的な作品です。ジョージ吾妻氏のプロデュースのもと、若きANTHEMの 熱と勢い を封じ込めたこのアルバムは、HR/HMファンなら一度は聴くべき歴史的名盤でしょう。
パワフルなボーカル、躍動感溢れる楽曲、荒々しい演奏が織り成す 原点の衝動 は、今もなお色褪せることなく響き続けています。日本メタルの進化を振り返る上で、決して外せない一枚です。

