80’s METALの日々

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LOUDNESS / BURNING LOVE

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基本情報 / Basic Information

項目 内容
リリース日 / Release Date 1982年5月1日
ジャンル / Genre ハード・ロック、ヘヴィ・メタル
レーベル / Label 日本コロムビア
収録曲数 / Number of Tracks 2曲
総再生時間 / Total Runtime 約8分(Burning Love: 3:48、Bad News: 4:09)

トラックリスト / Track Listing

# 曲名 / Song Title
1 Burning Love
2 Bad News

メンバー / Personnel

名前 担当楽器・役割
二井原実 / Minoru Niihara ボーカル / Vocals
高崎晃 / Akira Takasaki ギター / Guitar
山下昌良 / Masayoshi Yamashita ベース / Bass
樋口宗孝 / Munetaka Higuchi ドラムス / Drums

追加ミュージシャン / Additional Musicians

名前 担当楽器・役割
月光恵亮 / Keisuke Tsukikage アートディレクション・デザイン / Art Direction, Design
居坂和典 / Kazunori Isaka 写真撮影 / Photography

その他の情報 / Additional Information

  • 作詞 / Lyrics: 二井原実 (Minoru Niihara)
  • 作曲 / Music: 高崎晃 (Akira Takasaki)
  • 編曲 / Arrangement: LOUDNESS
  • 商業的成績 / Commercial Performance:

- シングルとしてリリースされ、後に『THE BIRTHDAY EVE 〜誕生前夜〜』の2005年再発盤にボーナストラックとして収録。

 【レビュー】LOUDNESSの初シングル『BURNING LOVE』 - 疾走感とメロディが炸裂するジャパメタの原点

日本のヘヴィメタル史を語る上で避けて通れないLOUDNESS。その彼らが1982年に放った記念すべき初のシングルが『BURNING LOVE』です。荒々しくも洗練されたエネルギーが凝縮されたこの作品は、バンドの未来を示唆する重要な一枚と言えるでしょう。

この記事では、タイトル曲「Burning Love」とカップリング曲「Bad News」を深掘りし、楽曲の魅力とLOUDNESSの音楽的進化について解説します。

1. Burning Love - 初期LOUDNESSを象徴する疾走チューン

オープニングのテクニカルなタッピング🎸からすでに全開の「Burning Love」。この楽曲の真髄は、ただ速いだけではなくメロディとアグレッシブさが絶妙に融合している点にあります。

🔹 疾走感あふれるドラムワーク🥁
樋口宗孝の叩き出すビートは、バンド全体を突き動かす原動力となり、圧倒的なスピード感を生み出しています。

🔹 卓越したギターソロ🎸
高崎晃のエモーショナルなギターソロは、時に鋭く、時に泣きの要素を含みながら展開。彼のプレイスタイルの本質がここに詰まっています。

🔹 バンド全体の完成度
短いながらも存在感のあるベースソロが楽曲に奥行きを加え、二井原実のハイトーンシャウトが熱量をさらに引き上げています。ライブでは曲終盤のテンポ変化も見どころのひとつ。

音楽的特徴: スピードメタル寄りのヘヴィメタル
歌詞: 燃え上がる情熱と衝動的な愛を表現
雰囲気: 熱狂、エネルギッシュ、スリリング

2. Bad News - グルーヴで魅せる中盤の名曲

対照的に「Bad News」はヘヴィなミディアムテンポのナンバー。ここではLOUDNESSの持つ別の側面—洗練された楽曲構成とグルーヴ感が光ります。

🔹 独特なリフとダークな雰囲気
ヘヴィなリフが冒頭を飾り、重量感のある展開へと導きます。この曲が後の**「CRAZY NIGHTS」へと繋がる要素**を持っているという指摘は非常に興味深い点です。

🔹 ドラマティックな楽曲展開
単なるハードロックに留まらない、緩急を活かした構成が際立ち、バンドの音楽性の深みを感じさせます。

音楽的特徴:ヘヴィなリフと中盤のグルーヴ重視の構成
歌詞:タイトルが示唆するように、不穏な状況を描写
雰囲気: 重厚、ダーク、ドラマティック

総評:LOUDNESSの原点とも言える一枚

『BURNING LOVE』は、LOUDNESSの初期衝動がパッケージされた重要なシングル。疾走感とメロディの融合を体現する「Burning Love」、対照的なグルーヴの「Bad News」。この2曲は、バンドの持つ音楽的多様性を証明する作品です。

特に日本のヘヴィメタル(ジャパメタ)に興味を持った方にとっては、LOUDNESSの歴史を紐解く上で欠かせない一枚となるでしょう。