80’s METALの日々

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NUCLEAR VALDEZ - I AM I

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I Am I

I Am I

  • Legacy Recordings
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ドミニカやキューバの移民で結成された、フロリダのマイアミ出身のNUCLEAR VALDEZが1989年に発売したデビューアルバム。

 

現在はこのジャケ写ですが、自分が持ってるのは

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なぜ変わったのかは不明です。

基本情報

項目 内容
リリース日 1989年
ジャンル ロック、クラシック・ロック
レーベル Epic Records
収録曲数 11曲
総再生時間 約47分

Track listing

# 曲名 作詞・作曲
1 Summer Nuclear Valdez
2 Hope Nuclear Valdez
3 Trace the Thunder Nuclear Valdez
4 If I Knew Then Nuclear Valdez
5 Unsung Hero (Song for Lenny Bruce) Nuclear Valdez
6 Strength Froilan Sosa
7 Eve Nuclear Valdez
8 Apache Froilan Sosa
9 Run Through the Fields Nuclear Valdez
10 Where Do We Go from Here Nuclear Valdez
11 Rising Sun Froilan Sosa

Personnel

名前 担当楽器・役割
フロイラン・ソサ ボーカル、エレクトリックギター、アコースティックギター
フアン・ディアス ベース、ボーカル
ジョージ・パルカラ リードギター、リズムギター
ロバート・スレイド・ルモンド ドラム、ボーカル

Additional musicians

名前 担当楽器・役割
Richard Gottehrer プロデューサー
Thom Panunzio プロデューサー、録音、ミキシング
Vlado Meller マスタリング

このアルバムは、Nuclear Valdezのデビュー作であり、彼らの独特なサウンドとメッセージ性の強い歌詞が特徴です。特に「Unsung Hero」は、伝説的なコメディアンであるレニー・ブルースに捧げられた楽曲として知られています。

NUCLEAR VALDEZ『I AM I』レビュー:ラテンとハードロックが織りなす哀愁の響き

音楽に深く没入し、その奥にあるストーリーや情熱を感じる瞬間ほど心を揺さぶるものはない。そんな特別な体験をもたらしてくれたアルバムのひとつが、NUCLEAR VALDEZの『I AM I』だ。この作品は、ラテンの情熱とハードロックの力強さが見事に融合した唯一無二のアルバムであり、聴く者の心に深く刻み込まれる。

衝撃の出会い:「Summer」の哀愁に心奪われて

このアルバムとの出会いは忘れられない。当時、僕は伊藤政則氏のラジオ番組を通じてNUCLEAR VALDEZの楽曲を頻繁に耳にしていた。特に「Summer」が流れた瞬間、その独特の哀愁漂うメロディと力強いハードロックのリフが脳裏に焼き付き、一瞬で心を奪われた。南米の熱気と切なさが入り混じったサウンドは、これまで聴いたどの音楽とも違い、強烈なインパクトを残した。

ハードロック×ラテンのクロスオーバー

『I AM I』は、単なるハードロック・アルバムではない。そこには、メンバーのルーツである南米の音楽的エッセンスが確かに息づいている。力強くギターが鳴り響く一方で、どこか切なく情熱的な旋律が交錯する。そのハイブリッドなサウンドこそが、本作を特別なものにしている。

さらに、アルバムの世界観を際立たせているのが、フロイラン・ソサのヴォーカルだ。彼の声は、まるで生まれながらに哀愁を宿しているかのような深みを持ち、情熱的なシャウトも静かに語りかけるパートも、すべてがアルバムのテーマと完璧にシンクロしている。彼の歌声が紡ぎ出す物語は、リスナーの心を強く揺さぶる。

哀愁を帯びたメロディの魅力

このアルバムを貫くテーマのひとつが、「故郷」への想いだ。異国で暮らす人々の孤独、故郷への郷愁、そして未来への希望。それらの感情がストレートに、あるいは比喩的に表現され、楽曲の中に息づいている。とりわけ「Unsung Hero (Song for Lenny Bruce)」では、社会の中で忘れ去られた英雄への敬意が込められ、心に染み入るようなメロディが感情を引き立てる。

『I AM I』が放つ独特の輝き

この作品を初めて聴いた当時、僕の音楽の世界は、イギリスやアメリカのハードロック、そして北欧の叙情的なメタルで満たされていた。しかし、NUCLEAR VALDEZの「ラテン的哀愁×ハードロック」という独特のスタイルは、まるで新たな扉を開くような驚きと感動をもたらした。その後、僕のプレイリストには北欧のバンドが奏でるメランコリックな楽曲も増えていったが、『I AM I』のもたらす情熱と哀愁は、決して色褪せることのない唯一無二のものだ。

今こそ聴くべきアルバム

メロディを重視し、音楽の奥深さに触れたい方には、ぜひ一度このアルバムを聴いてほしい。ハードロックのパワーとラテンの情熱が絡み合い、リスナーの心に語りかける『I AM I』。その響きは、きっとあなたの心にも深く刻まれるだろう。

参考音源

www.youtube.com

amzn.to

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現在はほぼ中古でしか手に入らないようです 。