- 基本情報 / Basic Information
- トラックリスト / Track Listing
- メンバー / Personnel
- HURRY SCUARY『BREAK IT UP』レビュー|映画「TOP DOG」と日本の様式美ロックの先駆者
- 参考音源
- 通販
基本情報 / Basic Information
| 項目 / Item | 内容 / Details | |
|---|---|---|
| リリース日 / Release Date | 1988年4月21日 | |
| ジャンル / Genre | Heavy Metal | |
| レーベル / Label | Air Records | |
| 収録曲数 / Number of Tracks | 9曲 | |
| 総再生時間 / Total Runtime | (情報なし) |
トラックリスト / Track Listing
| # | 曲名 / Song Title | |
|---|---|---|
| 1 | TOP DOG~REACHING FOR THE SUN | |
| 2 | WE CAN TRY AGAIN | |
| 3 | YOU NEED A MAN | |
| 4 | OPEN YOUR EYES | |
| 5 | RUN FOR YOUR LIFE | |
| 6 | DIRTY STREETS | |
| 7 | CRAZY | |
| 8 | NOTHIN’ NEW | |
| 9 | FEELIN’ HIGH |
メンバー / Personnel
| 名前 / Name | 担当楽器・役割 / Instrument & Role | |
|---|---|---|
| 南 安秀 / Yasuhide Minami | ボーカル / Vocals | |
| 中間 英明 / Hideaki Nakama | ギター / Guitar | |
| 西野 潤一 / Junichi Nishino | ベース / Bass | |
| 出原 卓 / Taku Izuhara | ドラム / Drums |
HURRY SCUARY『BREAK IT UP』レビュー|映画「TOP DOG」と日本の様式美ロックの先駆者
HURRY SCUARYのデビューアルバム『BREAK IT UP』は、1980年代後半の日本のロックシーンに衝撃を与えた作品です。本作は映画「TOP DOG」のサウンドトラックとしての側面も持ち、まだ様式美バンドというジャンルが確立されていなかった時期に、一部の音楽ファンから熱狂的な支持を集めました。
「和製イングヴェイ」中間英明の閃光
本作最大の魅力は、若き日の中間英明によるギター・プレイです。「和製イングヴェイ・マルムスティーン」と称されるほどの圧倒的な技巧を誇り、超絶速弾き、流麗なメロディライン、そして感情豊かなギターソロによって、聴く者を魅了します。彼のギターから放たれる圧倒的なエネルギーが、アルバム全体の核となっています。
アルバムの印象|惜しさの中に光る可能性
楽曲のクオリティや演奏力に疑いの余地はありませんが、もう一歩突き抜けた個性があれば、より強く世に名を刻んだ可能性があると感じます。とはいえ、この「惜しさ」の中に、HURRY SCUARYの音楽的センスや、未来へとつながる可能性が確かに存在しています。
必聴トラック|日本語版「FEELIN’ HIGH」の魅力
本作の中で特に注目すべきは「FEELIN’ HIGH」。英語版と日本語版が存在しますが、個人的には日本語版を強く推します。日本語歌詞によって生まれる独特のグルーヴ感と、中間英明のギターが見事に融合し、よりエモーショナルな楽曲として輝きを放っています。ライブでの盛り上がりを想像すると、今なお色褪せない魅力を感じることができます。
総評|早すぎた才能、時代を先取りした意欲作
『BREAK IT UP』は、いわゆる「大名盤」と呼ばれる作品ではないかもしれません。しかし、日本の様式美バンドの黎明期において、これほどのクオリティを持ったアルバムが誕生したことは、確かな価値を持っています。熱意に満ちた若き才能と、時代を先取りした野心が融合したこの作品は、日本のロックシーンを語る上で外すことのできない一枚です。
HURRY SCUARYの歴史を紐解くうえで、本作は欠かせない作品のひとつ。もし、80年代の日本のロックシーンや中間英明のギター・プレイに興味があるなら、ぜひ一度『BREAK IT UP』を聴いてみてください。そのエネルギーと可能性の片鱗を感じることができるはずです。

