| 項目 | 内容 |
|---|---|
| リリース日 | 2022年3月11日 |
| ジャンル | ヘヴィメタル、プログレッシブ・ロック |
| レーベル | Loma Vista Recordings |
| 収録曲数 | 12曲 |
| 総再生時間 | 約44分 |
収録曲
| # | 曲名 |
|---|---|
| 1 | Imperium |
| 2 | Kaisarion |
| 3 | Spillways |
| 4 | Call Me Little Sunshine |
| 5 | Hunter’s Moon |
| 6 | Watcher In The Sky |
| 7 | Dominion |
| 8 | Twenties |
| 9 | Darkness At The Heart Of My Love |
| 10 | Griftwood |
| 11 | Bite Of Passage |
| 12 | Respite On The Spitalfields |
Personnel
| 名前 | 担当楽器・役割 |
|---|---|
| Tobias Forge | ボーカル (Papa Emeritus IV / Cardinal Copia / Papa Emeritus I-III / Frater Imperator / Papa V Perpetua) |
Ghost『Impera』レビュー|壮大な音楽世界とオマージュの妙が光る傑作
イントロダクション|Ghostが築いた新たな帝国
Ghostが放つ最新アルバム『Impera』は、単なるハードロック・ヘヴィメタル作品ではなく、壮大なコンセプトと圧倒的な音楽世界を築き上げた傑作だ。歴史的なテーマとキャッチーなメロディ、ヘヴィなリフが融合し、リスナーを没入させる仕掛けが満載の本作は、Ghostの進化を確かに感じさせる。
アルバム全体の特徴|音楽性の多様性と緻密な構成
『Impera』は、アルバム全体で一つの壮大な物語を描いている。皇帝の隆盛と衰退をテーマにしたコンセプトは、楽曲の流れに見事に反映されており、それぞれの曲がまるで物語の一章のような役割を果たす。
楽曲ごとのスタイルも幅広く、ヘヴィなリフを強調した楽曲、壮大なスタジアムロックのようなナンバー、シンフォニックなアレンジが光る叙情的なバラードなど、音楽的な多様性を見せる。どの楽曲もメロディアスで耳馴染みが良く、聴き込むほどに新たな発見がある。
注目楽曲|各曲に込められたGhostの美学
1. Kaisarion|ヒーローソングのような疾走感
アルバムの幕開けとも言える「Kaisarion」は、まるで特撮ヒーローソングのような疾走感と高揚感を持つ。イントロから炸裂するエネルギッシュなギターリフと劇的なメロディーラインが、リスナーの興奮を最高潮へと導く。
2. Spillways|メロディアスな鍵盤サウンドが光る
「Spillways」は、Ghostのポップな側面を存分に楽しめる楽曲だ。特徴的な鍵盤の旋律が印象的で、どこか懐かしさを感じるキャッチーなサウンドが魅力。80年代のロックを彷彿とさせるムードが心地よい。
3. Call Me Little Sunshine|妖しげな美しさとダークな魅力
「Call Me Little Sunshine」は、Ghostらしいダークで妖しげな雰囲気が際立つ楽曲。まるで悪魔の囁きのようなメロディが特徴で、深みのある音世界にどっぷりと浸れる。
4. Twenties|破壊力抜群のヘヴィソング
「Twenties」は、アルバムの中でも特にアグレッシブな楽曲。戦争や混乱をテーマにしたリリックと爆発的なサウンドが、狂気と迫力を見せつける。ライブでも絶対に映えるナンバーだ。
Ghostのオマージュと影響|過去への敬意
『Impera』には、往年のハードロック・ヘヴィメタルバンドへのオマージュが散りばめられている。ギターリフやアレンジの端々には、80年代のロックシーンへのリスペクトを感じさせる瞬間が多く、音楽ファンなら思わずニヤリとすること間違いなしだ。影響を受けたバンドを探しながら聴くのも、このアルバムの楽しみ方の一つだ。
まとめ|『Impera』はGhostの新たな頂点
『Impera』は、Ghostの持つ圧倒的な音楽センスとコンセプト構築力が結集された作品だ。キャッチーなメロディ、ヘヴィなリフ、ダークな美学、そして壮大な物語性――このアルバムは、彼らの新たな時代を象徴する一枚となるだろう。
今こそ、Ghostの新たな帝国に足を踏み入れるべき時だ!
参考音源
通販
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