LOUDNESSの『SUNBURST~我武者羅』は、40周年という節目に届けられた、静かで力強い決意のような作品です。
パンデミックという未曾有の時代に生まれたこのアルバムには、ただの記念碑ではない、“今を生きる”という強い意志が込められているように感じます。
私がこの作品に出会ったのは、まだ一般流通が始まる前、通販で先行販売されていた頃のことでした。
届いたばかりのDisc 1を再生した瞬間、そこに刻まれていたのは、驚くほど生々しく、そして温かい音でした。
完璧に整えられた音ではなく、演奏の息遣いや、音の粒立ちがそのまま残っていて、まるでスタジオの中にいるような感覚さえありました。
それから数年が経ち、いくつかの楽曲はライブでも何度か耳にする機会がありました。
そのたびに、このアルバムが持つ“熱”が、少しずつ私の中で形を変えていったのを覚えています。
ああ、これは過去を振り返るための作品ではなく、今この瞬間を鳴らすための音楽だったのだなと、ようやく気づいたのです。
この記事では、
音像・歌詞・ライブでの定着・文化的な背景……
そんな視点から、このアルバムをそっと紐解いていきたいと思います。
もし、しばらくLOUDNESSから離れていた方がいらっしゃったら、
このレビューが、あの熱をもう一度思い出すきっかけになれば嬉しいです。
▼ SETLIST(目次)
- 📊 LOUDNESS『SUNBURST~我武者羅』作品データと基本情報
- 🌅 制作背景──“我武者羅”という言葉に込められた覚悟
- 🎧 音像と演奏──40年の進化が刻まれたサウンド
- ✍️ 歌詞とメッセージ──“今を生きる”ための言葉たち
- 🔥 全曲レビュー──LOUDNESSの“今”を刻んだ16の断章
- 🕰 文化的意義──LOUDNESSが示した“還暦以降のロック”
- 💿 今、聴き直す価値──“通過点”としてのSUNBURST
- ❤️ 筆者の推しポイント──“今のLOUDNESS”に心震えた瞬間
- 🎵 関連レビューと次のリスニングへの誘い
- 👨🎤 Personnel(参加ミュージシャン)
- 🌙 あとがき──音の旅の、その先へ
- 参考音源
- 🛒 通販情報
- 📢 シェアする
- 記事情報
📊 LOUDNESS『SUNBURST~我武者羅』作品データと基本情報
| 項目 | 内容 | 補足 |
|---|---|---|
| 作品タイトル | 『SUNBURST~我武者羅』 | 正確な表記必須 |
| アーティスト名 | LOUDNESS | 日本を代表するヘヴィメタルバンド |
| リリース日 | 2021年12月29日 | 通販・会場先行販売あり(一般流通は後日) |
| ジャンル | ヘヴィメタル(HR/HM) | 和の要素も内包した独自のスタイル |
| レーベル | カタナミュージック(ワードレコーズ) | |
| 収録曲数 | 2枚組・全16曲 | Disc 1:8曲/Disc 2:8曲 |
| 総再生時間 | 約85分 | 曲ごとの構成に緩急あり、聴き応えのあるボリューム |
🌅 制作背景──“我武者羅”という言葉に込められた覚悟
このアルバムが生まれたのは、世界中が静まり返っていた2020年から2021年にかけてのことでした。
ツアーが中止になり、メンバーが一堂に会することも難しい中で、それでもLOUDNESSは音を止めることなく、それぞれの場所で録音を重ね、少しずつ音を積み上げていったのです。
中心となったのは、ギタリスト・高崎晃。
彼は各メンバーの演奏を受け取り、まるで職人のように一音一音を丁寧に繋ぎ合わせていきました。
その結果生まれた音には、完璧な均質感ではなく、演奏者それぞれの息遣いや体温がそのまま残っているように感じられます。
それがこの作品の“生々しさ”や“ライブ感”に繋がっているのかもしれません。
当初は1枚組の予定だったそうですが、制作が進むにつれて「どれも削れない」と判断され、2枚組としてのリリースが決まりました。
“我武者羅”という言葉がタイトルに選ばれたのも、まさにこの制作過程を象徴しているように思います。
40年というキャリアを経てもなお、守りに入ることなく、今の自分たちにできる最高の音を鳴らそうとする姿勢。
その“がむしゃらさ”こそが、LOUDNESSというバンドの本質なのだと、改めて感じさせられました。
そして忘れてはならないのが、ドラマー・鈴木政行の存在です。
2018年に脳梗塞を発症し、長いリハビリを経てこの作品で本格復帰を果たした彼のドラムには、言葉では言い表せないような重みと説得力があります。
彼のプレイが刻まれた「The NAKIGARA」などを聴くと、LOUDNESSの音に再び魂が宿ったような感覚すら覚えます。
このアルバムは、単なる40周年記念作ではありません。
“今のLOUDNESSが一番かっこいい”という高崎晃の言葉を、そのまま音で証明してみせた、そんな作品なのです。
🎧 音像と演奏──40年の進化が刻まれたサウンド
『SUNBURST~我武者羅』を聴いてまず感じたのは、音の“立ち上がり”の鮮やかさでした。
ギター、ベース、ドラム、そしてヴォーカル──それぞれの音が、まるで目の前で鳴っているかのように粒立っていて、
それでいて全体としてはしっかりとひとつの塊として響いてくる。
このバランス感覚は、40年というキャリアを経た今だからこそ生まれたものかもしれません。
高崎晃のギターは、言うまでもなく本作の中心にあります。
速弾きや技巧に頼るのではなく、メロディとリフの“重み”で語るようなプレイが印象的で、
ときにオーケストラのように重層的に、ときに一音で空気を変えるように、
その表現力は過去作と比べても一段と深みを増しているように感じました。
ヴォーカルの二井原実は、まさに“今が全盛期”と呼びたくなるような存在感です。
80年代のハイトーンとはまた違う、声の奥にある“凄み”や“深み”が、歌詞の説得力を何倍にも引き上げている。
特に「大和魂」や「天国の扉」などでは、言葉のひとつひとつが胸に残るような歌唱が印象的でした。
リズム隊もまた、バンドの屋台骨としての役割をしっかりと果たしています。
山下昌良のベースは、グルーヴとメロディの両立が見事で、「STAND OR FALL」では作曲者としての顔も覗かせています。
そして、鈴木政行のドラム──
復帰作とは思えないほどの力強さと繊細さが同居していて、“音”というより“意志”が刻まれているような感覚を覚えました。
全体のプロダクションも、非常に丁寧に作り込まれています。
パンデミック下での分散録音という制約があったにもかかわらず、ライブで鳴ることを強く意識した音作りがなされており、
実際にステージで聴いたときの“再現性”の高さにも驚かされました。
そして何より印象的だったのは、
「日本の心」や「天国の扉」に代表される、“和”の情緒とヘヴィメタルの融合。
これはLOUDNESSだからこそ鳴らせる音であり、世界のどこにもない“日本発のメタル”としての誇りが感じられます。
✍️ 歌詞とメッセージ──“今を生きる”ための言葉たち
LOUDNESSの歌詞には、いつの時代も“闘う者たち”へのエールが込められてきました。
それは80年代の若者たちに向けたものでもあり、今を生きる私たち自身にも響くものでもあります。
『SUNBURST~我武者羅』においても、その精神はしっかりと受け継がれていました。
たとえば「大和魂」。
この曲は、タイトルからもわかるように日本的な誇りや精神性をテーマにした楽曲ですが、
決して古めかしい愛国心を押しつけるようなものではなく、
“自分の信じる道を、胸を張って進め”という、普遍的なメッセージが込められているように感じます。
ライブでこの曲が始まると、自然と拳が上がり、会場がひとつになる──
その光景こそが、この曲の言葉の力を物語っているのかもしれません。
「天国の扉」は、故エディ・ヴァン・ヘイレンへの追悼曲として知られています。
けれど、その歌詞は特定の誰かに向けたものというよりも、
“大切な存在を失ったすべての人”に寄り添うような優しさに満ちていて、
聴くたびに胸の奥がじんわりと温かくなるような感覚を覚えます。
そして「HUNGER for MORE」。
この曲には、40年を経てもなお“もっと先へ”と進もうとするバンドの姿勢がそのまま投影されています。
歌詞の中にあるのは、過去の栄光ではなく、未来を見据える眼差し。
それは、年齢やキャリアに関係なく、何かを追い続けるすべての人にとっての励ましになるはずです。
このアルバムの歌詞には、
パンデミックという時代の影が確かに映り込んでいます。
けれど、それ以上に感じられるのは、“それでも前を向こう”という静かな決意。
LOUDNESSは、言葉でも音でも、私たちにそう語りかけてくれているように思います。
🔥 全曲レビュー──LOUDNESSの“今”を刻んだ16の断章
『SUNBURST~我武者羅』は、LOUDNESSが40周年という節目に届けた2枚組の大作です。
けれど、これは決して過去を振り返るための記念碑ではありません。
むしろ、「今の自分たちが鳴らせる音を、全力で鳴らし切る」という覚悟の記録。
ここでは、その16曲をひとつずつ、静かに紐解いていきたいと思います。
🌅 Disc 1:現在進行形のLOUDNESSが鳴らす“精神の中核”
1. Rising Sun – Instrumental
アルバムの幕開けを飾るインストゥルメンタルは、重厚で荘厳な響きが印象的です。
80年代のスピード感とは異なり、低く構えた音のうねりが、これから始まる旅のスケールを予感させます。
西田竜一のドラムが生み出す“うねり”が、LOUDNESSという巨大な船の再始動を告げているようです。
2. OEOEO
タイトルのキャッチーさとは裏腹に、音像は極めて現代的。
ヘヴィなリフとミドルテンポのグルーヴが絡み合い、張り上げすぎない二井原実のヴォーカルが、熟成された語り口で響きます。
40年を背負った者にしか出せない重みが、コード進行の深みと共鳴しています。
3. 大和魂
本作の精神的な支柱とも言える一曲。
和風メロディに頼らず、リズムの間合いやリフの跳ね方だけで“日本性”を表現する手法は、まさに玄人好み。
歌詞に込められたのは、安易なナショナリズムではなく、混沌とした時代を生き抜くための“覚悟”です。
4. 仮想現実
デジタル社会への警鐘を、あえてアナログな手法で描いたような一曲。
ギターの重ね録りとリフの切り替えだけで空間を構築し、シンセに頼らない“不自由な自由”の中に、かつての湿り気が漂います。
5. Crazy World
一聴するとLAメタル的な明るさを感じますが、サビのコード進行が単純に解決しないことで、
「過去の焼き直しでは終わらせない」という高崎晃の意志がにじみ出ています。
西田のドラムが生むわずかな“揺らぎ”が、現代のメタルにはないグルーヴを与えています。
6. STAND OR FALL
ベーシスト山下昌良が作曲を手がけたミドルチューン。
派手さはないけれど、リフがメインメロディを担う構造や、ベースラインの陰影が楽曲の輪郭を決定づけており、今のLOUDNESSの“土台”を感じさせます。
7. The Sanzu River
高崎晃がヴォーカルとドラムを兼任した、異色の一曲。
ミニマルな展開とリフの反復が、メタルというより現代音楽的な冷たさと内省を感じさせる、静かな衝撃作です。
8. 日本の心
Disc 1の締めくくりにふさわしい、静かな余韻を残すバラード。
和旋法を用いながらも、演歌的な情緒には流れず、
「和メタル」ではなく「日本のLOUDNESS」としての誇りが、そっと滲み出ています。
🔥 Disc 2:80年代の“亡霊”を現在に呼び戻す試み
1. 輝ける80’s
80年代のデモを基にしながら、ノスタルジーに逃げることなく、今の視点で再構築された一曲。
リフの瑞々しさと、歌詞に漂う老成したまなざしのギャップが、
「あの時代は終わっていない」という静かな宣言のように響きます。
2. エメラルドの海
二井原実の叙情性が際立つバラード。
かつての「Ares’ Lament」を思わせる哀愁を湛えながらも、演奏はあくまで重厚なメタル。
甘さに寄りかからない大人の抒情が、今のLOUDNESSの包容力を物語っています。
3. 天国の扉
故エディ・ヴァン・ヘイレンへの追悼曲。
タッピングは模倣ではなく、“自由な精神”への応答としてのオマージュ。
HIMAWARIによるボンゴの導入など、形式にとらわれない遊び心に、高崎晃の深い愛が感じられます。
4. All will be Fine with You
LAZYを思わせるような温かみを持った、異色のミディアムナンバー。
「大丈夫だよ」とそっと背中を押してくれるようなメロディは、パンデミックを経験したすべての人への優しいメッセージのようです。
5. Fire in the Sky
アルバム中でもっとも王道的なスピード・メタル。
計算し尽くされたリフとソロが、LOUDNESSの地力をまざまざと見せつける一曲で、
実験性の強い本作の中にあって、逆にその“整いすぎた強さ”が際立ちます。
6. HUNGER for MORE
高崎晃と二井原実の共作曲。
70代を目前にしてなお「もっと先へ」と渇望する姿勢が、若さではなく“修羅の道”を歩む者の覚悟として響きます。
鈴木政行の力強いドラムが、バンドの現役感を象徴しています。
7. The NAKIGARA
鈴木政行の復帰前に録音された、喪失と再生の物語。
ドラムが楽曲の“重力”を決定づけており、禍々しさとドラマチックな展開が共存する、
本作の中でもとりわけ異彩を放つ一曲です。
8. wonderland
2枚組の長い旅路の終着点。
派手なカタルシスではなく、優しさと安息に満ちたエンディングが、
LOUDNESSが40年かけて辿り着いた“静かな凪”を感じさせてくれます。
🕰 文化的意義──LOUDNESSが示した“還暦以降のロック”
LOUDNESSが『SUNBURST~我武者羅』を世に送り出したのは、結成から40年という節目の年でした。
けれど、このアルバムからは「記念だから」というような“まとめ”の気配は、ほとんど感じられません。
むしろそこにあったのは、今この瞬間を全力で鳴らすことへの執念であり、
還暦を超えてなお、音楽と向き合い続ける者たちの“生き様”でした。
80年代、LOUDNESSは日本のメタルを世界に届けた先駆者でした。
その後、時代の流れの中で幾度となくメンバーチェンジや困難を経験しながらも、
彼らは決して止まることなく、音を鳴らし続けてきました。
そしてこの『SUNBURST~我武者羅』では、そのすべての歴史を飲み込んだうえで、なお“今が一番かっこいい”と胸を張る音が鳴っているのです。
パンデミックという未曾有の状況下で、
多くのバンドが活動を止める中、LOUDNESSは音を止めませんでした。
それどころか、分散録音という制約を逆手に取り、これまでにない音像を作り上げた。
その姿勢は、若手バンドにとっても、同世代のアーティストにとっても、
ひとつの“希望の在り方”として映ったのではないでしょうか。
また、海外でもこの作品は高く評価され、
「クラシック・ラウドネスのエネルギーが現代の音で蘇った」と語る声も多く聞かれました。
“和”の要素を自然に取り入れながら、決して様式美に閉じこもることなく、
今の世界に向けて鳴らす“日本のメタル”としての誇りが、確かに刻まれています。
LOUDNESSは、もはや“懐かしさ”で語られる存在ではありません。
このアルバムが証明しているのは、ロックは年齢で止まらないということ。
そして、音楽は“今”を鳴らす限り、いつだって最前線に立てるということです。
💿 今、聴き直す価値──“通過点”としてのSUNBURST
『SUNBURST~我武者羅』がリリースされた当時、
それはLOUDNESSの40周年を祝う“記念碑的作品”として、多くのファンに迎えられました。
けれど、あれから数年が経った今、改めてこのアルバムを聴き返してみると、
当時とはまた違った“深さ”や“手触り”が、静かに浮かび上がってくるように感じます。
リリース直後は、音の生々しさや、2枚組というボリューム感に圧倒されることが多かったかもしれません。
けれど、ライブで何度も楽曲に触れ、
日常の中でふとした瞬間にこのアルバムを再生するたびに、
曲たちが少しずつ“血肉化”されていくような感覚がありました。
「大和魂」や「Fire in the Sky」は、すでにライブの定番曲として定着し、
「天国の扉」や「日本の心」は、静かな余韻を残す名曲として、
それぞれの場面で確かな存在感を放っています。
こうして“現場”で育ち、リスナーの記憶と結びついていくことで、アルバム全体が呼吸を始めた──
そんな印象を受けるのです。
また、今だからこそ見えてくるのは、
この作品がLOUDNESSにとっての“終着点”ではなく、むしろ“通過点”だったという事実です。
この後も彼らは歩みを止めず、ライブを重ね、新たな音を鳴らし続けています。
『SUNBURST』は、その中で確かにひとつの“節目”ではあったけれど、
それ以上に、「今のLOUDNESSはここから始まった」と言えるような、静かな出発点でもあったのかもしれません。
だからこそ、このアルバムは、
リリースから時間が経った今こそ、もう一度じっくりと向き合いたい作品なのです。
あの頃の熱を思い出しながら、
そして今の自分の耳と心で、改めて聴き直してみてほしい──
そんな想いを込めて、この記事を書いています。
❤️ 筆者の推しポイント──“今のLOUDNESS”に心震えた瞬間
このアルバムを聴いていて、何度も胸を打たれた瞬間がありました。
けれど、その中でも特に心に残っているのは、やはり「大和魂」がライブで鳴ったときの光景です。
イントロのリフが鳴り始めた瞬間、
会場の空気がピンと張り詰めて、
そしてサビでは、自然と拳が上がり、観客の声とバンドの音がひとつになる──
あの一体感は、言葉では言い表せないほどの熱を帯びていました。
「天国の扉」も忘れられません。
静かに始まるあの曲が、やがて会場全体を包み込むように広がっていく様子は、
まるでひとつの祈りのようで、
LOUDNESSというバンドが、音を通して“想い”を届けていることを実感した瞬間でもありました。
そして、アルバムの最後を飾る「wonderland」。
この曲を聴き終えたあと、ふと深呼吸をしたくなるような、
静かな余韻と、満ち足りた感覚が残ったのを、今でもよく覚えています。
LOUDNESSの音楽は、ただ“かっこいい”だけではありません。
そこには、時間を重ねてきた者だけが鳴らせる音の重みと、
それでもなお前を向こうとする意志が、確かに宿っています。
もしよければ、あなたの“我武者羅”も、ぜひ教えてください。
このアルバムの中で、どの曲があなたの心に残ったのか──
そんな声を、いつかどこかで聞けたら嬉しいです。
🎵 関連レビューと次のリスニングへの誘い
もしこのアルバムを気に入っていただけたなら、
LOUDNESSの過去作や、同じ時代を生きるアーティストたちの作品にも、ぜひ触れてみてください。
たとえば、世界進出の原点とも言える
👉 『THUNDER IN THE EAST』──世界進出の原点として や、
日本語詞とメロディの融合が際立った
👉 『JEALOUSY』──日本語詞とメロディの融合が際立った時期 は、
『SUNBURST』とはまた違った角度から、バンドの魅力を感じられる作品です。
また、直前作として“攻め”の姿勢を貫いた
👉 『RISE TO GLORY』──『SUNBURST』直前の“攻め”の姿勢を補完 を振り返ることで、
本作がどのような地平に立っているのかが、より鮮明に見えてくるかもしれません。
そして、浜田麻里さんの
👉 『Soar』──“今”の麻里さんの歌声と表現力を伝えるレビュー や、
👉 『Return to Myself』──80年代の輝きと現在の再評価をつなぐ導線 も、
LOUDNESSと同じく“今が最前線”であることを感じさせてくれる作品です。
それぞれの表現者が、年齢や時代を超えて音楽と向き合い続ける姿勢には、
どこか通じ合うものがあるように思います。
さらに、“和”とメタルの融合という視点からは、
👉 聖飢魔II『SEASON II』レビュー や、
👉 人間椅子『まほろば叙情』レビュー もおすすめです。
日本語の響きや情緒を大切にしながら、独自の世界観を築いてきた彼らの音楽は、
『SUNBURST』と同じく、“日本から発信されるメタル”の可能性を感じさせてくれます。
音楽は、時代やジャンルを超えてつながっていくもの。
また次回、LOUDNESSや浜田麻里さん、そして日本のHR/HMと共に、
新しい音の旅を語り合えたら嬉しいです。
👨🎤 Personnel(参加ミュージシャン)
LOUDNESS are:
- Vocal:二井原 実
- Guitar:高崎 晃
- Bass:山下 昌良
- Drums:鈴木 政行
Support Drummer:
- 西田 “Dragon” 竜一(「Rising Sun」「仮想現実」「Crazy World」「日本の心」「輝ける80’s」「天国の扉」「HUNGER for MORE」などに参加)
Guest Musicians:
- George Murasaki(「All will be Fine with You」オルガン)
- Himawari(「天国の扉」ボンゴ)
Additional Instruments:
- 高崎晃(シンセサイザー、キーボード、追加ドラム、追加ヴォーカル)
Recording & Production:
- Produced by:高崎晃
- Arranged by:LOUDNESS
- Mix Engineers:坂本正敏、佐藤正彦
- Recording Engineers:藤塚裕一、佐藤正彦、坂本正敏
- Mastered by:田中龍一(WARNER MUSIC MASTERING)
Recording Studios:
CSE Recording Studio、STUDIO U.B.P.、TAGO STUDIO、studio SUNSHINE、SOLIDVOX STUDIO、SOUND CREW STUDIO、ESP ENTERTAINMENT OSAKA STUDIO COIL
🌙 あとがき──音の旅の、その先へ
LOUDNESSの音楽は、いつの時代も“今”を鳴らしてきました。
『SUNBURST~我武者羅』は、その“今”が40年という時間を経た果てに、
なおも燃え続けていることを、静かに、そして力強く証明してくれた作品です。
完璧に整えられた音ではなく、
演奏の息遣いや、言葉の重みがそのまま刻まれているからこそ、
このアルバムは、聴くたびに少しずつ表情を変えながら、
私たちの心に寄り添ってくれるのかもしれません。
この記事が、あなたにとっての“再会”や“発見”のきっかけになれば嬉しいです。
そしてまた、次の音の旅でお会いできることを、心から願っています。
参考音源
このアルバムから公開された公式MVを2本ご紹介します。音像や歌詞の世界観を、ぜひ映像と共に体感してみてください。
※動画は「Loudness 'OEOEO' - Official Video」公式YouTubeより引用
※動画は「Loudness 'Tengoku No Tobira (Heaven's Door)' - Official Video」公式YouTubeより引用
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記事情報
- タイトル:LOUDNESS / SUNBURST~我武者羅 ── 静謐が魂を震わせる回顧レビュー
- 公開日:2024年2月17日
- 著者:我楽(音楽レビューブログ運営)
- ブログ名:80’s METALの日々
- カテゴリ:アルバムレビュー
- ジャンル:ヘヴィメタル(HR/HM)
- アーティスト:LOUDNESS
- リリース日:2021年12月29日(日本)
- レーベル:カタナミュージック(ワードレコーズ)
- 演奏メンバー:二井原実(Vo)、高崎晃(Gt)、山下昌良(Ba)、鈴木政行(Dr)
- 収録曲:「大和魂」「天国の扉」「HUNGER for MORE」「日本の心」ほか全16曲
- テーマ:“今”を鳴らす覚悟と、還暦以降のロックの可能性を刻んだ2枚組
- 著者スタンス:アーティストへの敬意と作品への還元を願い、音楽の魅力を世代やメディアを超えて伝える“橋渡し役”として執筆。
- 評価(★):4.8 / 5.0