- 基本情報 / Basic Information
- トラックリスト / Track Listing + 一言感想
- メンバー / Personnel
- 作品概要と時代背景
- サウンドの特徴と演奏分析
- 歌詞テーマとメッセージ性
- 詳細レビュー(代表3曲)
- 当時の評価と現在の再評価
- まとめ
- 記事情報
基本情報 / Basic Information
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| リリース日 | 1997年7月7日 |
| ジャンル | ヘヴィメタル、グルーヴメタル |
| レーベル | Rooms Records |
| 収録曲数 | 11曲 |
| 総再生時間 | 50分44秒 |
トラックリスト / Track Listing + 一言感想
| # | 曲名 | 一言感想 |
|---|---|---|
| 1 | GHETTO MACHINE | 重厚なリフとグルーヴが融合したタイトル曲 |
| 2 | SLAVE | ベースソロから始まる疾走感溢れる展開 |
| 3 | EVIL ECSTASY | ドラマティックな転調とスリリングなギター |
| 4 | SAN FRANCISCO | ファンキーな要素を取り入れた新境地 |
| 5 | LOVE AND HATE | 感情の振幅を音で描いた力強いナンバー |
| 6 | CREATURES | ダークで不気味な雰囲気を漂わせる一曲 |
| 7 | KATMANDO FLY | エキゾチックな旋律が印象的 |
| 8 | HYPNOTIZED | サイケデリックな要素で聴き手を引き込む |
| 9 | DEAD MAN WALKING | 重厚なリズムが迫力を増す |
| 10 | JASMINE SKY | 繊細な表現が際立つバラード |
| 11 | WONDER MAN | アルバムを締めるエネルギッシュな楽曲 |
メンバー / Personnel
| 名前 | 担当楽器・役割 |
|---|---|
| 山田雅樹 | ボーカル |
| 高崎晃 | ギター、プロデューサー |
| 柴田直人 | ベース |
| 本間大嗣 | ドラムス |
追加ミュージシャン / Additional Musicians
| 名前 | 担当楽器・役割 |
|---|---|
| Daniel McClendon | エンジニア、ミキシング |
| Steve Fontano | エンジニア |
| Michael Rosen | エンジニア |
| George Horn | マスタリング |
作品概要と時代背景
1997年にリリースされた『GHETTO MACHINE』は、LOUDNESS第四期の幕開けを告げる重要なアルバムです。
インターナショナル展開を経て日本に軸足を戻した時期に制作され、従来のヘヴィメタルにグルーヴやモダンな要素を取り入れたサウンドが特徴。
柴田直人の加入によってリズムの一体感が増し、バンド全体の方向性が大きく変化しました。
90年代のメタルシーンにおいて、ラウドネスがどのように再定義されていったかを理解する上で欠かせない作品です。
サウンドの特徴と演奏分析
本作のサウンドは、従来のラウドネスのヘヴィネスに加え、HIP HOP的なリズムやグルーヴメタル的要素を導入。
高崎晃のギターはよりモダンな音像を追求し、即興的なソロで新しい挑戦を示しています。
柴田直人のベースは骨太で、楽曲全体に厚みを与え、グルーヴを強化。
本間大嗣のドラムはタイトでありながらダイナミックで、山田雅樹のヴォーカルは攻撃性と哀愁を兼ね備えています。
歌詞テーマとメッセージ性
歌詞には「都市的荒廃」「束縛」「支配」「快楽と破滅」といったテーマが散りばめられています。
『GHETTO MACHINE』というタイトル自体が、社会の機械的な冷たさや都市の荒廃を象徴。
「SLAVE」では人間の束縛や支配構造を描き、「EVIL ECSTASY」では快楽と破滅の二面性を表現。
これらの歌詞は、90年代の社会的緊張感を反映し、ラウドネスの挑戦的な姿勢を示しています。
詳細レビュー(代表3曲)
GHETTO MACHINE
アルバムのタイトル曲であり、作品全体のコンセプトを象徴するナンバー。
イントロから重厚なリフが鳴り響き、柴田直人のベースが粘り気のあるグルーヴを生み出します。
高崎晃のギターは従来の鋭さに加え、90年代的なモダンな音像を追求。
歌詞には都市の荒廃や機械的な冷たさが描かれ、当時の社会的空気を反映しています。
ライブでも定番となったこの曲は、LOUDNESSが新しい時代へ踏み出したことを強く印象づける一曲です。
SLAVE
柴田直人のベースソロから始まるユニークな構成が特徴。
イントロの低音が観客を引き込み、その後一気に疾走感あふれる展開へと突入します。
リズム隊の一体感が強烈で、山田雅樹のヴォーカルが攻撃的に響き渡り、曲全体に緊張感を与えています。
歌詞は「束縛」「支配」といったテーマを扱い、90年代メタルの社会批評的側面を感じさせます。
ライブでの爆発力も高く、ファンの間で人気の高いナンバーです。
EVIL ECSTASY
アルバムの中でも特に実験的な楽曲。
冒頭から不穏なムードを漂わせ、ドラマティックな転調が続きます。
高崎晃のギターソロは即興的でスリリング、予測不能な展開が聴く者を圧倒します。
柴田直人のベースが厚みを支え、本間大嗣のドラムが緊張感を煽ります。
歌詞には「快楽と破滅」という二面性が描かれ、90年代ラウドネスの挑戦的な姿勢を象徴しています。
従来のLOUDNESSにはなかったサイケデリックな要素も感じられ、バンドの進化を示す重要曲です。
当時の評価と現在の再評価
発売当時は従来のファンから賛否両論がありました。
「従来のラウドネスらしさが薄れた」と感じる声もあれば、「新しい挑戦を評価する」声もありました。
しかし現在では「90年代メタル再評価」の流れの中で注目される作品となっています。
海外ファンからも「新しい挑戦」として評価され、今聴いても新鮮さを感じられるアルバムです。
まとめ
『GHETTO MACHINE』は、LOUDNESS第四期の象徴であり、今なお新鮮さを保つ名盤です。
柴田直人氏の加入によって新たな方向性を確立し、高崎晃のギター、山田雅樹のヴォーカル、本間大嗣のドラムが融合。
唯一無二のサウンドを体験できる一枚として、ヘヴィメタルファンに強くおすすめできます。
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LOUDNESSが90年代に挑んだモダンヘヴィネス(インド)三部作。
それぞれの作品に込められた挑戦と余韻を、あわせて振り返ってみませんか。
試聴リンク / Listen & Stream
アルバム『GHETTO MACHINE』は各種音楽サービスで試聴可能です。レビュー本文と合わせて、ぜひ実際の音を体験してください。
※動画は「LOUDNESS BUDDHA ROCK 1997-1999『GHETTO MACHINE』 full ver. for promotion」公式YouTubeより引用
