80’s METALの日々

音楽は自由、メタルは情熱!

Moon Safari / Himlabacken Vol.2 ── 静謐が胸を沁み込む最新レビュー【感想・歌詞考察】

 本ページはプロモーションが含まれています

Moon Safari の『Himlabacken Vol. 2』は、静謐さが胸の奥へそっと沁み込んでくる──そんな一枚です。
派手に主張するわけではなく、気づけば心の風景を優しく塗り替えている。
このアルバムには、そんな“静かな力”があります。
あの時代の音をリアルタイムで浴びてきた世代として、Moon Safariのハーモニーに触れた瞬間、
遠い記憶のどこかで眠っていた“光のメロディ”がふっと目を覚ましました。
BostonやJourney、Asiaが持っていたあの透明感──それが北欧の空気と混ざり合い、
今の時代にふさわしい形で息づいているのです。
今、Moon Safariが再び注目されている理由はとてもシンプル。
複雑さよりも 美しさと調和 を大切にする姿勢が、
忙しない日々を生きる私たちの心に、静かに寄り添ってくれるからだと思います。
この記事では、
作品データ、音像、歌詞テーマ、文化背景、そして全曲解説まで、
『Himlabacken Vol. 2』の魅力を丁寧に紐解いていきます。
どうぞ、ゆっくりと読み進めてください。

MOON SAFARI-Himlabacken Vol. 2 ジャケット画像

この一枚が、記憶の扉を開ける鍵になるかもしれません。
※画像クリックで商品ページへ移動します

▶ この音に触れる

 


🌙Moon Safariというバンド──北欧プログレの継承者たち

Moon Safariはスウェーデン北部出身のプログレッシブ・ロックバンド。
The Flower KingsやNeal Morse周辺のシンフォニック・プログレの流れを汲みながら、
多声コーラス × 北欧メロディ × AOR的洗練 を独自のスタイルとして確立しています。

特に彼らのコーラスワークは唯一無二。
ビーチ・ボーイズの遺伝子をプログレに移植したような“光のハーモニー”は、
現代のプログレ界でも突出した存在感を放っています。


📊 作品データと基本情報

項目 内容
作品タイトル 『Himlabacken Vol. 2』
アーティスト名 Moon Safari
リリース日 2023年12月22日
ジャンル プログレッシブ・ロック(HR/HM文脈も内包)
レーベル Avalon Label
収録曲数 9曲
総再生時間 約68分

🔄Vol.1からVol.2へ──進化したサウンドの核心

  • Vol.1:牧歌的・アナログ感・アコースティック寄り
  • Vol.2:スケール感・コーラスの厚み・ドラマ性の強化

Vol.2は、Moon Safariの“光のプログレ”がより立体的に、そして壮大に広がっていく作品です。


🎧 音像・演奏──時代を超えて輝くサウンドの深み

● ギター

透明感のあるクリーントーンと、80年代AORを思わせるメロディアスなフレーズ。
JourneyやTotoの影響を感じる瞬間もあります。

● ヴォーカル

Moon Safari最大の武器。
5人全員が歌える強みを活かした多声コーラスは、
“光が差し込むような音の壁”を作り上げています。

● リズム隊

タイトでありながら温かい。
プログレ特有の難解さよりも、楽曲の推進力を重視したアプローチが心地よいです。

● プロダクション

北欧の澄んだ空気をそのまま閉じ込めたようなミックス。
音圧よりも空気感を大切にしたサウンドが、作品全体の透明度を高めています。


✍️ 歌詞テーマ──情緒と物語が描く世界観

Moon Safariの歌詞は、

  • 青春
  • 喪失
  • 希望
    といった普遍的なテーマを扱いながら、どこか“北欧の物語”のような叙情性を持っています。

象徴曲「Emma, Come On」は、
“誰かを強く想う気持ち”をストレートに描いた楽曲で、
メロディと歌詞が一体となって心を揺さぶります。


🕰 文化背景・時代性──あの頃の風と初期衝動

80年代は、MTVの台頭、冷戦ムード、バブル景気など、
音楽が“希望と逃避”の役割を同時に担っていた時代でした。

Moon Safariの音には、
その時代の 明るさ・切なさ・夢見心地 が確かに息づいています。

あの頃の音をリアルタイムで浴びてきた自分にとって、
このアルバムは“胸の奥の熱”を再び呼び覚ましてくれる存在です。


💿 再評価のポイント──リマスター/再発/ジャケットの魅力

  • 北欧らしい色彩のジャケット
  • クリアで伸びやかなリマスター音質
  • コレクター心をくすぐるブックレット
  • Vol.1との並びで映えるデザイン性

今買うなら、音質と入手性のバランスが良い国内盤が安心です。


🔥 全曲解説──『Himlabacken Vol. 2』を彩る魂のトラックリスト

# 曲名 解説
1 198X (Heaven Hill) 80年代のノスタルジーを現代のプログレへと昇華させた壮大な幕開け。イントロの高揚感が胸を熱くします。
2 Between the Devil and Me 重厚なリフと重層的なコーラスが交錯する、光と影のアンサンブル。Moon Safariの“強さ”が見える一曲。
3 Emma, Come On 弾けるメロディが心地よい、バンドのポップセンスが爆発するハイライト。思わず口ずさみたくなる魅力。
4 A Lifetime to Learn How to Love 人生の機微を瑞々しいメロディで綴る叙情バラード。優しさがそっと心に触れてくるようです。
5 Beyond the Blue アカペラの美しさが際立つ、北欧の空のような透明感。コーラスワークの真骨頂。
6 Blood Moon 緊張感あふれる展開で魅せる、アルバム随一のドラマティックな一曲。陰影のつけ方が見事。
7 Teen Angel Meets the Apocalypse 21分間で描かれる、まさに映画的スケールのプログレ巨編。物語に没入するような体験が味わえます。
8 Forever, For You 多幸感あふれるハーモニーが胸に染みる、至高のラブソング。Moon Safariの優しさが最も表れた曲。
9 Epilog 旅の終わりを静かに告げる、美しい余韻のエンディング。アルバム全体を優しく包み込む締めくくり。

❤️ ここが熱い!筆者が推す“刺さるポイント”

  • 「Emma, Come On」のメロディは、あの時代のAORの黄金比を思い出させてくれる
  • コーラスの厚みは、初めてBostonを聴いた時の衝撃に近い
  • 北欧の空気感が、当時のMTV全盛期の“夢のような時間”を呼び起こす
  • 若い世代にも届く普遍的な美しさがある

あなたの推し曲も、ぜひコメント欄で教えてください。
同じ音を好きになった仲間が増えるのは、やっぱり嬉しいものです。


🎵 関連レビューと次のリスニングへの誘い

  • Moon Safari『Himlabacken Vol. 1』
  • The Flower Kings『Banks of Eden』
  • Neal Morse『Testimony』

また次回、音楽の旅をご一緒しましょう。


👨‍🎤 Personnel(参加ミュージシャン)

名前 担当
Simon Åkesson Vo, Key
Petter Sandström Vo, Gt
Pontus Åkesson Vo, Gt
Johan Westerlund Vo, Ba
Sebastian Åkesson Vo, Key
Mikael Israelsson Dr

 

作品を聴く


レビューを読んだ後に音を確かめると、作品の印象がぐっと深まります。気になった曲からぜひ触れてみてください。

※動画は「MOON SAFARI - Himlabacken Vol. 2」公式YouTubeプレイリストより引用

映像とはまた違う“音の表情”を感じてみるのも素敵です。

YouTubeは全体の雰囲気を掴むのに最適。SpotifyやAmazon Musicでは音質の良さが際立ちます。

🎧 Spotifyで試聴

公式より引用(Spotify)

💿 Amazon Musicで試聴

▶Amazon Musicでこの曲を聴く

 

さらに深く楽しむために

もしこの記事が、あなたの音楽体験を少しでも豊かにできたなら──その喜びを誰かと分かち合ってみませんか。

🔖 はてなブックマーク 📘 Facebook 🐦 X(旧Twitter) 💬 LINE

 

▶ 記事情報を開く

記事情報

  • タイトル:Moon Safari / Himlabacken Vol.2 ── 静謐が胸を沁み込む最新レビュー【感想・歌詞考察】
  • 公開日:2024年2月21日
  • 著者:我楽(音楽レビューブログ運営)
  • ブログ名:80’s METALの日々
  • カテゴリ:アルバムレビュー
  • ジャンル:プログレッシブ・ロック
  • アーティスト:Moon Safari
  • リリース日:2023年12月22日
  • レーベル:Avalon Label
  • 演奏メンバー:Simon Åkesson / Petter Sandström / Pontus Åkesson / Johan Westerlund / Sebastian Åkesson / Mikael Israelsson
  • 収録曲:198X (Heaven Hill) / Emma, Come On / Teen Angel Meets the Apocalypse ほか
  • テーマ:静謐さと光のハーモニーが胸に沁み込む、北欧プログレの美学を丁寧に読み解くレビュー
  • 著者スタンス:アーティストへの敬意と作品への還元を願い、音楽の魅力を世代やメディアを超えて伝える“橋渡し役”として執筆。
  • 評価(★):4.8 / 5.0